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中國が30年にわたり政治の安定を確保できたのはなぜか。全國人民代表大會（全人代）常務(wù)委員會副委員長で、民主改革中央の周鉄農(nóng)?主席は、なかでも重要な理由は、中國共産黨が指導(dǎo)する多黨派協(xié)力?政治協(xié)商制度を有し、絶えず改善したことである。この制度と人民代表大會制度、民族地域の自治制度、基層大衆(zhòng)の自治制度がともに中國30年來の政治的安定と発展を保証してきた。

◆「14號文書」は時(shí)代を畫する意義を持つ

中國共産黨中央は89年、「中國共産黨が指導(dǎo)する多黨協(xié)力と政治協(xié)商制度を堅(jiān)持、完備させる意見」、即ち「14號文書」を制定した。この文書は初めて民主黨派を「參政黨」と定義しており、中國共産黨と民主黨派との関係は執(zhí)政黨と參政黨の関係であると明記した。

周主席は、「14號文書」は中國共産黨が指導(dǎo)する多黨協(xié)力と政治協(xié)商制度の基礎(chǔ)となるものであり、民主黨派地位が確立されたと話す。

30年前、彼と周囲の人は政黨制度を余り理解しておらず、當(dāng)時(shí)は大學(xué)でも共産黨しか知らないのが普通だった。30年の発展を経て、民主黨派の社會の認(rèn)知度、認(rèn)定度はますます高まってきた。現(xiàn)在、大學(xué)を言わず、たとえ最基層に行っても、多くの人が中國に執(zhí)政黨と多くの參政黨があることを知っている。必ずしも8つの參政黨すべてを言えなくとも、中國に若干の黨派があり、こうした黨派の指導(dǎo)者も國家の大事に參與し、こうした黨派が國のために貢獻(xiàn)し、民主黨派が意見を反映させる重要な方法であることを知っている。

周主席は「民主黨派自身の整備であれ、中國の政黨制度の整備であれ、ないしは中國の民主政治の整備であれ、『14號文書』は綱領(lǐng)的な文書であり、時(shí)代を畫する意義を持っています。文書は中國の政黨制度整備の経験を総括し、その後の政黨制度をいかに発展させるかを定めており、民主黨派の主要な職責(zé)、地位、役割と中國共産黨との関係なども明記しています。中國の政黨制度は後に大きく発展しましたが、基本的な內(nèi)容は『14號文書』ですでに決まっていました。今日、また今後、文書の歴史的功績と役割を振り返った場合、どの様に評価しても評価し過ぎるということはないでしょう」と語る。

◆多黨協(xié)力は多分野と各クラスで全面的に発展した

副市長、副省長から全國政治協(xié)商會議（政協(xié)）副主席まで、さらに全人代常務(wù)委員會副委員長と、周氏の政治履歴は政府と政協(xié)、全人代という3つの異なる分野に及んでおり、自ら多黨協(xié)力が各分野で全面的に発展するのを肌で感じた。

「政協(xié)では黨派は組織の形で出現(xiàn)しました。全人代や政府では黨派の色彩は相対的に薄いのです。政府で最も認(rèn)識されているのは『あなたは黨員ではない』ということですが、1つの面の仕事を分擔(dān)している副市長、副省長として見なしているので、その他の副市長、副省長と同じです。黒竜江省の副省長をしていた時(shí)に、第3回アジア冬季大會の準(zhǔn)備作業(yè)を組織、指導(dǎo)する責(zé)任を擔(dān)いました。準(zhǔn)備するすべての過程で、民主黨派の副省長として何の不便もなく、作業(yè)は非常に円滑に進(jìn)みました。全人代で仕事をするようになり、地方での會議に出て、地方が、副委員長が來たと見ても、仕事については話したいように話し、民主黨派の身分だからといって何の違いもありません」

周主席は、民主黨派の基層組織は自らの整備を強(qiáng)化して、參政?議事參加能力を向上させる必要があると強(qiáng)調(diào)。「中國共産黨は一貫して民主黨派、無黨派人士が役割を発揮することを非常に重視してきました。改革開放以來、多くの民主黨派、無黨派人士が前後して政府、司法機(jī)関の指導(dǎo)的職務(wù)を擔(dān)っています。共産黨中央と地方の黨委員會が関心を寄せ、重視する中、非黨員幹部の選出と養(yǎng)成は大きく進(jìn)展しました。萬綱と陳竺、この2人の同志は部長（大臣）職を擔(dān)っており、社會主義民主政治の整備を一段と強(qiáng)化し、多黨協(xié)力と政治協(xié)商制度を発展させる上で推進(jìn)的な役割を果たすと信じています」

◆2つの「5號文書」は多黨協(xié)力の長期的な発展を推進(jìn)した

共産黨中央は05年と06年、「中國共産黨が指導(dǎo)する多黨協(xié)力と政治協(xié)商制度の整備をさらに強(qiáng)化することに関する意見」と「人民の政協(xié)の仕事を強(qiáng)化することに関する意見」、この2つの「５號文書」を公布した。

周主席は、2つの「5號文書」は制度面で多黨協(xié)力の枠組みを絶えず延長するための保証となるものだと語った。文書を制定?公表した過程は、中國共産黨が全黨を統(tǒng)一することが認(rèn)識された過程でもあり、また民主黨派の意見を數(shù)多く吸収した過程でもある。「『人民の政協(xié)の仕事を強(qiáng)化することに関する意見』が打ち出された時(shí)、私は政協(xié)の副主席でした。『意見』起草の過程で、何度も意見を求められました。『意見』発表後、政協(xié)は検査グループを組織して各地で狀況を把握しました」

2つの「5號文書」により多黨協(xié)力の制度化、適正化、プロセス化が日増しに強(qiáng)化されている。現(xiàn)在、中央から地方に至るまで「5號文書」の要求に基づいて多黨協(xié)力と政治協(xié)商を真しに推進(jìn)している。例えば、毎年7月には、共産黨中央の仕事が多忙であっても、必ず時(shí)間をつくって各民主黨派から上半期の経済活動(dòng)の意見を聴取し、下半期の経済活動(dòng)に関する問題を検討している。その他の重大な問題も集中的に協(xié)議。毎年の協(xié)議すべき重大なテーマは、事前に検討し、協(xié)議の質(zhì)を高められるよう、共産黨中央が年初に各民主黨派に通知している。

また、共産黨中央は重大な政策決定を行う前に、民主協(xié)議會や座談會、情報(bào)通報(bào)會などを開き、各民主黨派と無黨派人士と繰り返し討論し、協(xié)議し、意見を求めている。とくに第16回黨大會以來、共産黨中央と國務(wù)院が開いた高級協(xié)議會、座談會などは80回近くに上る。各民主黨派は直言する、親密な友人になるとの精神をもとに、各地での調(diào)査?研究を通して民意を十分に理解した上で、積極的に意見を出したり提言したりしており、それらの多くが採用されている。

◆現(xiàn)行の政黨制度は中國の基本的國情と発展への実踐に合致する

周主席は「中國は発展途上國です。中國にとって目の前にある最も厳しい任務(wù)は発展であり、発展にはその先頭に立つ人が必要です。先頭に立つ政治的な力になるには、2つの基準(zhǔn)があります。第１は安定していること、第２は保守的でないことで、各方面の監(jiān)督を受け入れることに慣れていることです。中國共産黨はまさにこうした力であり、共産黨が執(zhí)政するようになったのは歴史的なことであり、その足元を引っ張る人がいないので、安定しています。その一方、足元を引っ張らないという前提の下で、それを監(jiān)督することで、保守的にならないようにする。參政黨の執(zhí)政黨に対する効果ある監(jiān)督は、執(zhí)政黨が仕事を円滑に行うためであり、執(zhí)政黨の地位をさらに安定させることにも役立つので、執(zhí)政黨が甘んじて受け入れるのは明らかです。中國の政黨制度は政治力の安定にも、監(jiān)督の受け入れにもプラスとなっています」と強(qiáng)調(diào)する。

実踐から見て、現(xiàn)行の政黨制度によって連続30年に及ぶ政治的安定の実現(xiàn)が保証されてきた。経済の繁栄、これは既知數(shù)だが、政黨制度の交換は未知數(shù)だ。「既知數(shù)が総體的に望ましいことである以上、それは受け入れられものです。未知數(shù)で代替する必要はどこにあるでしょう」

「チャイナネット」　2009年9月