統計によると、ブッシュ元米大統領が1991年にダライ?ラマと會見して以來、その後のすべての米大統領が様々な形でダライ?ラマと會見した。今回ダライラマと會見したオバマ大統領まで、米國両黨の4人の大統領は、すでに12回にわたってダライ?ラマと會見している。
中國人民大學國際関係學院の金燦栄副院長は、米大統領のダライ?ラマとの會見には、いずれも異なった政治的目的が潛んでいると考える。中間選挙が行われる今年、オバマ大統領には幾多のプレッシャーがかかっている。今回のダライ?ラマとの會見を通じて、この政権が困難な時期に國民の視線を逸らすことが、オバマ大統領の目的の一つと言ってもいいだろう。
中國側の対応について、金副院長はこう語った。?臺灣への武器売卻問題において、中國はすでに強い報復措置を打ち出した。その目的は、核心的利益における中國の最低限を米國に知ってもらうことにある。世界における中國の影響力は昔とは比べ物にならない。米國がダライ問題においてこのままの思想を通し続ければ、最終的には國際社會において米國の影響力が下がる可能性もある?。
今後の中米関係について、金副院長は、?全體的な情勢を見ると、中米関係がさらに良い方向に発展していくことは間違いないが、中國の核心的利益の最低限を挑発し続けている米國の態度を見ると、今後の中米関係には紆余曲折が絶えないかもしれない?と分析している。
「チャイナネット」 2010年2月20日 |