希土類が必要な新鋭兵器
希土類は化學(xué)元素周期表にあるランタン系元素のランタン、セリウム、ネオジム、サマリウムなど15の元素に、同系と緊密な関係のあるスカンジウムとイットリウムを加えた計(jì)17種の元素を、希土類元素(レア?アース)と総稱し、希土類と略稱している。米政界が希土類問題にこのように関心を抱くのは、希土類の軍事上における応用が極めて幅広いからだ。希土類がなければ、各種のハイテク武器?裝備は製造できないと言っていい。
例を挙げれば、ミサイル「パトリオット」が襲撃するミサイルを精確に遮斷できるのは、そのミサイル制御システムにおいて大體約4キロのサマリウム?コバルト磁性體とネオジム?鉄?ホウ素磁性體を使用し、電子ビームの集光に用いているからだ。戦闘機(jī)「イーグル」が超音速巡航機(jī)能を果たせるのは、特殊希土類材料で製造した強(qiáng)大なエンジンと軽量かつ強(qiáng)固な機(jī)體に依存しているからだ。米國が大々的に開発している偵察や監(jiān)視、早期警戒裝備も、希土類の科學(xué)技術(shù)成果による。このほか、電磁干渉抵抗や水雷探査、衛(wèi)星通信などの先進(jìn)裝備、さらに希土類製品の応用が必要である。
米國會(huì)計(jì)検査院の報(bào)告書は、米國の武器系統(tǒng)における大量の希有金屬の供給源が中國だと明らかにしている。例えば戦車「エイブラムス」のナビゲーションシステムに用いられているサマリウム?コバルト磁性體のサマリウムは、中國から購入したものだ。駆逐艦DDG-51の混合電気駆動(dòng)システムでは、中國のネオジムによる磁鉄を採用。「イージス艦」システムのレーダーSPY-1も中國のサマリウムを利用したサマリウム?コバルト磁鉄を使用している。
「中國網(wǎng)日本語版(チャイナネット)」 2010年5月6日