釣魚島海域の中國漁船衝突事件を撮影したビデオ映像が、日本の國會議員30人に公開された。日本のメディアは、中國漁船が日本海上保安庁の巡視艦に?故意に衝突?し、中國船長は?酔っぱらっていた?と躍起になって報道しているが、このビデオを見た國會議員の中には異なる意見を持つ人もおり、?一方的な言い分だと考えられる?という言葉を伝えた。環球ネットが報道した。
日本のJ-CASTニュースは2日、?ビデオ映像は期待とかなり違っていた?とするある國會議員の話を紹介した。新黨日本代表の田中康夫氏はブログで?『衝突』『追突』『接觸』の何れと捉えるか、批判を恐れず申し上げれば主観の問題ではないか、と思われる程度の『衝撃』」と、公開された映像はある種、捏造された印象もあると指摘しており、ビデオを見た議員の中で同じように感じた人も少なくない。社民黨の服部良一衆議院議員は「中國人船長を逮捕したこと自體に疑問がある」と話している。
また漁船衝突事件が発生した時に日本國土交通大臣を務めていた前原誠司外務大臣が、「見れば一目瞭然」と言っていたのは、ビデオがすでに編集済みだったからではないのではという聲も出ている。またビデオの全面公開を求める一部の意見に対して、國內の一部の専門家は?周りが海でほかに何もない狀況下では、1臺のビデオカメラの撮影だけで、中國の漁船が日本の巡視船にぶつかってきたことを斷定することは出來ず、一方的な言い分だと考えられる?と話す。
國會でのビデオ公開について中國外交部の報道官は?釣魚島とその附屬島嶼は古來から中國の固有の領土だ。日本の海上保安庁の巡視船が釣魚島海域で中國側漁船を妨害し、追いかけ、遮り、包囲し、拿捕したこと自體が違法であり、中國の領土主権と中國漁民の正當な権利への深刻な侵害である。ビデオ映像によって事実の真相を変えることはできないし、日本側の行為の違法性を覆い隠すこともできない?とはっきりと指摘している。
?中國網日本語版(チャイナネット)? 2010年11月4日