資料寫真:?北方四島」を上空視察する枝野幸男內閣官房長官(2月19日)
香港『大公報』は、18日付の社説で、次のように述べている。內外交ともに一段と風當たりを増している菅政権は、外交上の強硬姿勢を示すことで、その劣勢に歯止めをかけようとしている。しかし、それは全くの逆効果で、ロシアの領土問題により更なる深みにはまっている。日露関係で誤った対応をとることになれば、「The last straw」(菅政権崩壊の最後の引き金)になる恐れがある。
以下、內容の抜粋:
このところ、ロシアと日本の「北方四島」(ロシア名?南千島群島)問題を巡るトラブルが日増しにヒートアップしている。激しい「口論」では既に物足りず、一連の実質的対抗措置が水面に浮上し、普段なら何でもない事が、小さいながらも數多くのトラブルと化してしまった。內外交ともに一段と風當たりを増している菅政権は、外交上の強硬姿勢を示すことで、その劣勢に歯止めをかけようとしている。しかし、それは全くの逆効果で、ロシアの領土問題により更なる深みにはまっている。
去年、メドベージェフ氏が大統領として初の「北方四島」上陸という歴史的行動を成し遂げて以來、ロシアは全面的にこの領土への管理を強化した。大統領の後、ロシア政府第一副総理、國防省、連邦地域発展省、交通運輸省、経済発展省、エネルギー省、衛生省、財政省、漁業局等の政府高官が次々に島を訪れ、長年辺境に佇んできた孤島は一気に活気づいてきている。日本の反発が激しさを増すにつれ、ロシアの「北方領土」熱は更に高まりを見せている。外國の力を借り、共同で現地の経済レベルを高めるとともに、ロシア軍參謀本部から、南千島群島の師団に防空ミサイル旅団を追加派兵するなど、この地區の実質的管理に力を入れている。また、海域に侵入した日本漁船に対し、発砲や警戒信號を出す等、これまでとは異なる対応を見せ、一觸即発の狀態となっている。