チェルノブイリ原発の事故は原子爐を制御できなくなって発生した爆発だが、福島の原発事故は核爆発ではなく、高濃度の水素を含む蒸気爆発で、すでにある程度溫度と圧力が低下していると専門家は説明する。日本が第二のチェルノブイリにならない希望はまだある。重要なのは、戦爭狀態を超越する非常手段を使って、どんな犠牲を払ってでも、日本國民を救い、世界に危害が及ぶのを避けることだ。
原子爐の爐心が完全に溶融した場合、日本全土および世界に悲慘な結果をもたらすと専門家は指摘する。日本の政府當局は、すでに最悪の事態を想定しており、國際社會にもそうするよう呼びかけている。福島原発の當面の急務は、原子爐の溫度を下げることだ。チェルノブイリのように原発に「石棺」を建てるのはどうにもならなくなった時の選択だ。しかし、福島原発の爐心が完全に溶融した場合、4つの原子爐を封じるための「石棺」を早急に建てなければならない。それには、極めて大きな経済的代償と命の犠牲を払うことになり、小さな日本の國土に50キロ範囲の無人地域とそれより広い範囲の危険地域が殘ることになる。日本はこのような代償を受け入れることができるだろうか。國境のない放射線汚染を前に、あらゆる手を盡くしてチェルノブイリの悲劇が再び起きるのを阻止することは、人類共通の責任といえる。
?中國網日本語版(チャイナネット)? 2011年3月18日