同志の皆さん、友人の皆さん!
90年來の中國の発展と進歩をふりかえると、ひとつの基本的な結論が得られる。つまり、中國のことを立派に成し遂げるには肝心なことは黨にある、ということである。
90年の発展の歴程を総括すると、われわれの黨がマルクス主義政黨の先進性を保持し、発展させてきた根本は次の諸點である。つまり思想の解放、実事求是、時代とともに進むことを堅持し、科學的な態度でマルクス主義に対応し、発展しつつあるマルクス主義を応用して新たな実踐を指導し、真理を堅持し、過ちを修正し、ゆるぎなく自己の道を歩み、終始黨の開拓前進の精神的な原動力を保つことである。また人民のために、人民に依拠し、誠心誠意人民のために利益を図り、人民大衆の中から知恵と力を汲み取り、終始黨と人民大衆との血肉のつながりを保つことである。優れた人たちを登用し、広く人材を集めることを堅持し、事業で人材に魅力を感じさせ、それを養成し、育成し、不斷に新鮮な血液を増やし、終始黨の盛んな活力を保つことである。黨は黨を管理しなければならず、黨を厳しく治めることを堅持し、そして黨內に存在する突出した問題を正視し、直ちに解決し、終始黨の體を健康に保つことである。
全黨はぜひ冷靜に次のところを見てとらなければならない。つまり世界事情、國內事情、黨內事情に深い変化が生じている新たな事態の下では、黨の指導水準と執政水準を高め、腐敗を拒み、変質を防ぎ、リスクに抵抗する能力を高め、黨の執政能力の建設と先進性の建設を強化するには、かつてない多くの新たな狀況、新たな問題、新たな挑戦に直面している。要するに、執政の試練、改革開放の試練、市場経済の試練、外部環境の試練は、長期的で、複雑で、厳しい。精神的な怠慢の危険、能力不足の危険、大衆から遊離する危険、消極的で腐敗する危険は、全黨の正面により鋭い形で迫り、黨は黨を管理しなければならず、黨を厳しく治めるという任務を実行に移すことはこれまでのどの時代よりもより重く、より緊迫している。
われわれは必ず新しい現実から出発し、科學的理論で黨の建設を指導し、改革?創新の精神で黨の建設が直面している重大な理論的問題と実際問題を研究し、解決することを堅持しなければならず、小康社會の全面的建設に著目し、社會主義的現代化への推進を加速し、マルクス主義執政黨の建設の法則を全面的に認識し、積極的に運用し、黨の建設の新しい偉大なプロジェクトを全面的に推進し、黨の建設の科學化水準を不斷に高めなければならない。
新しい歴史的條件の下で、黨の建設の科學化水準を高めるには、思想の解放、実事求是、時代とともに進むことを必ず堅持しなければならない。マルクス主義を中國化、當代化、大衆化させることを大いに推進し、全黨の思想政治的水準を高めなければならない。
黨の90年來の発展の歴程が教えているように、理論上の成熟は政治上の確固不動の基礎で、理論上で時代とともに進むことは、行動上で鋭意に進取する前提で、思想の統一は全黨が歩調を一致させる重要な保証である。中國共産黨はマルクス主義の基本原理は正しく、永久に論破されない科學的な真理だと固く信じるとともに、マルクス主義は必ず実踐の発展とともに不斷に充実させ、発展させなければならないことを固く信じ、従來、マルクス主義をうつろな、硬直な、紋切り型のドグマと見なしたことはない。マルクス主義の理論的な源は実踐で、発展のよりどころは実踐であり、検証の基準も実踐である。ドグマに固執し、実踐を無視し、実際の生活を乗り越え、または遅れたいかなるやり方も、成功できない。歴史上のある時期、われわれは過ちを犯し、手ひどく挫折したことさえあったが、その根本的な原因は、當時の指導思想が中國の実際狀況から遊離したことにある。われわれの黨が自らと人民の力に頼って、過ちを是正し、挫折から奮い立ち、引き続き勝利の勢いに乗って前進できた根本的な原因は、実事求是に改めて立ち返り、堅持し、貫いたことにある。この面での経験と教訓は、われわれの黨が『若干の歴史的問題に関する決議』と『建國以來の黨の若干の歴史的問題に関する決議』の中で體系的にまとめているので、われわれは必ずしっかりと銘記しなければならない。
実踐の発展には永遠に行き止まりはなく、真理の認識には永遠に行き止まりはなく、理論の創新には永遠に行き止まりはない。黨と人民の実踐は不斷に前進している。その実踐を指導する理論も不斷に前進しなければならない。中國の特色ある社會主義の道は必ず黨と人民の創造的な実踐の中で不斷に切り開かれ、中國の特色ある社會主義制度も改革を深化させ、開放を拡大する中で不斷に十全なものにしていかなければならない。この過程は、理論の創新のために広い將來を切り開くに違いない。新しい歴史的な條件の下でマルクス主義を堅持するカギは、実踐が提起した新しい課題に即時に答え、実踐のために科學的な指導を提供することである。われわれは世界の発展情勢を正しく把握し、社會主義初級段階の基本的國情を正確に把握し、わが國が発展する段階的な特徴を深く掘り下げ研究し、黨が人民を導き創造した新鮮な経験を遅滯なくまとめ、経済社會の発展の重大な問題を重點的に捉え、新しい理論的総括を導き、科學的理論の旺盛な生命力を永遠に保つべきである。
理論の創新が一歩進むごとに、理論武裝も一歩進む。これはわれわれの黨が自身の建設を強化する上で重要な経験の一つである。マルクス主義學習型政黨を建設する要請に基づき、人類社會が創造したすべての科學的新思想と新知識をしっかり學習しなければならない。黨員、幹部はすべて學習を精神的な追求とし、マルクス?レーニン主義、毛沢東思想を深く掘り下げ、學習、會得し、中國の特色ある社會主義理論體系を深く掘り下げ、學習、會得し、弁証法的唯物主義と歴史的唯物主義世界観と方法論をしっかりと打ち立て、學習で徳を積み、學習で知恵を増し、學習で創業することを真に実行しなければならない。全黨の同志、特に黨の各級の指導的幹部たちは、絶えず思想と政治的水準を高め、理想と信念を確固たるものとし、黨と人民の事業のためにたゆまず奮闘する自覚と固い決意を増強し、山に根を深く下ろした竹のように、真にゆるぎなく、堅忍不抜の志を立てなければならない。