南中國(guó)海の領(lǐng)有権を巡るデリケートな問題に対し、この1カ月ほど、日本の積極的な関與が見受けられる。東南アジア諸國(guó)連合（ASEAN）の関連國(guó)と安全保障の協(xié)力を強(qiáng)めることで、中國(guó)を牽制していく構(gòu)えを見せている。関連研究者によると、これまで南中國(guó)海問題に対する日本の介入を重視する者はいなかった。だが、今後の日本経済の成長(zhǎng)のカギを握る存在であり、豊富な資源が眠るこの海域に対し、日本は早々と布石を打っていたのである。

◇重要度が高い役割

日本にとって、南中國(guó)海は「遠(yuǎn)く離れた小さな役割を負(fù)う」領(lǐng)域などでは決してなく、潛在的に非常に高い重要性を持つ領(lǐng)域である。第二次世界大戦中、日本は南中國(guó)海に散在する群島を占領(lǐng)し、長(zhǎng)期に渡り南中國(guó)海で原油を採(cǎi)掘してきた。1978年、日本は早々とベトナムと協(xié)議を交わし、二國(guó)間が提攜して南中國(guó)海の海底油田の開発に當(dāng)たることが取り決められた。ベトナムの海底油田開発のほとんどに日本の石油會(huì)社が関わっている。日本は南中國(guó)海に対し米國(guó)よりも深い関わりを持っていると言える。

南中國(guó)海の領(lǐng)有権問題について、東南アジア諸國(guó)が國(guó)際社會(huì)へアピールすることについて、これまで日本は支持することを避けてきた。米國(guó)よりも中立的な態(tài)度を保ってきた。だが、そうした態(tài)度がここに來て揺らいでいる。それは「アジアを再び率いる」地位を守ろうとする米國(guó)の戦略に対して示す日本の協(xié)力姿勢(shì)であり、東南アジアにおける中國(guó)の臺(tái)頭に対する牽制を狙うものでもある。中國(guó)が外交努力により二國(guó)間交渉を行なうことで問題解決してしまえば、當(dāng)該地域における國(guó)益が減ることを日本は恐れている。そのため、一刻でも早く、南中國(guó)海の主導(dǎo)権を握っておかなければならないのだ。

◇ASEANの親日國(guó)を増やせ

日本にとって南中國(guó)海は豊富な資源を保有している地域であり、日本の対外拡張において不可欠な地域でもある。南中國(guó)海の問題に対し、日本が東南アジア諸國(guó)の肩を持てば、ASEAN諸國(guó)との関係が深まる。そして東南アジア地域における主導(dǎo)権を得ることになれば、中國(guó)の覇権阻止につながること請(qǐng)け合いである。

近年、日本とASEAN諸國(guó)との関係は徐々に深まってきている。データによると、日本のASEAN諸國(guó)への直接投資額は常に上位にあり、貿(mào)易額も増加の一途をたどっている。2010年におけるASEAN諸國(guó)と日本の貿(mào)易額は約2,220億ドルに達(dá)しており、2009年（1,609億ドル）と比較するとその伸びが著しい。また、日本のODA（政府開発援助）により、対ASEAN諸國(guó)の日本の民間投資が多數(shù)誘発されただけでなく、ASEAN諸國(guó)における親日派を増やすことにも成功している。

◇紛爭(zhēng)になった場(chǎng)合の解決法がない

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