外交部の劉為民報道官は19日の定例記者會見で、ペルシャ灣岸で緊張が高まっているとの認識を示したうえで、イラン問題の解決にマイナスであるとして、憂慮を表明。関係各國に冷靜さ、理性、自制を保ち、灣岸地域の平和と安定を共同で守るよう呼びかけた。
----イスラエルのバラク國防相は先日、イランへの武力行使は未決定と表明。パネッタ米國防長官はイランの脅威に対して萬全の態勢を取っているが、特別な展開はまだだと表明した。
最近、西側の一部の國がイランへの一方的制裁を強化した。雙方間の対立はある程度激化し、灣岸情勢の緊張も高まっている。われわれは、こうした狀況はイラン問題の解決にマイナスであると考え、憂慮している。國家間の摩擦や溝は対話と交渉を通じて解決すべきだ。制裁や圧力、さらには武力による威嚇ばかり行うことは、問題の解決にマイナスで、事態を一層悪化させるだろう。関係各國が冷靜さ、理性、自制を保ち、灣岸地域の平和と安定を共同で守ることを希望する。
「人民網日本語版」2012年1月20日