50年以上になる日米同盟関係で日本は米國(guó)の東アジアにおける最も堅(jiān)固な前衛(wèi)拠點(diǎn)となっている。だが最近のニュースが日本人を少し失望させた。
オバマ米大統(tǒng)領(lǐng)がインタビューで海外の「親友」と考えている首脳に、ドイツのメルケル首相、英國(guó)のキャメロン首相、インドのシン首相、トルコのエルドアン大統(tǒng)領(lǐng)を選んだのに対し、日本の野田首相の名は挙げなかった。日本のメディアは、オバマ大統(tǒng)領(lǐng)は日米同盟を非常に重視しているが、野田首相の存在感は非常に薄いと評(píng)価した。
では米大統(tǒng)領(lǐng)との間にいい信頼感があると思われた野田首相がなぜオバマ大統(tǒng)領(lǐng)の「親友」になれなかったのか?
オバマ大統(tǒng)領(lǐng)がインタビューを受けた日、東アジアを擔(dān)當(dāng)するキャンベル國(guó)務(wù)次官補(bǔ)が「日本は民主黨政権になって以來(lái)、3人も首相が交代した」とし、「外務(wù)大臣に至っては何人交代したかわからない」と不満を漏らした。そして日本にある程度政権の連続性を維持するよう呼びかけた。米國(guó)が日本の首相交代が頻繁なことに不平を公言したのは初めて。今では日本で誰(shuí)が首相になろうと米國(guó)にとっては一時(shí)的な人物にすぎない。こうした個(gè)性がなく、前途も危うい日本の首相がオバマ大統(tǒng)領(lǐng)に與える印象が薄く、「親友」といえないのも納得がいく。
次に、野田內(nèi)閣の「言動(dòng)の不一致」が災(zāi)いしている。野田首相は就任後、米國(guó)主導(dǎo)の「環(huán)太平洋戦略的経済連攜協(xié)定(TPP)」交渉に參加する方針を示す一方、日本の一部の商品は「特別待遇」を得たいと考え、いまだ國(guó)內(nèi)市場(chǎng)を全面的に米國(guó)に開(kāi)放していない。野田首相は「米國(guó)と共同で地域情勢(shì)を主導(dǎo)したい」と表明しつつも、米國(guó)が提示する「イラン産原油輸入の全面禁止」要求には公開(kāi)の場(chǎng)で「ノー」を唱えた。こうした言動(dòng)の不一致を日本國(guó)內(nèi)の反體政黨も見(jiàn)て取っている。票集めしか考えていない政治家をオバマ大統(tǒng)領(lǐng)が「親友」と見(jiàn)るわけがない。
また、野田氏の不人気は低迷する日本経済とも関係している。昨年11月に米フォーブス誌が発表した「世界で最も影響力のある70人」で、野田首相は62位。日本銀行の白川方明総裁(36位)、ソフトバンクの孫正義氏(60位)にも及ばなかった。あるメディアは、日本の首相の世界における影響力は日本ノン経済情勢(shì)と同じく低迷していると揶揄した。だがこの言葉は問(wèn)題の本質(zhì)を言い當(dāng)てている。日本経済の低迷は20年続いており、國(guó)際的な影響力も低下している。多くの國(guó)際問(wèn)題の処理において、日本は資金を出して名聲を買うしかない。そのため米國(guó)にとって日本は肝心な時(shí)に賛助と支援を提供する「預(yù)金引き出し機(jī)」でしかなく、他の方面では何も期待されていない。だから米大統(tǒng)領(lǐng)も野田首相を気にする必要がない。
?中國(guó)網(wǎng)日本語(yǔ)版(チャイナネット)? 2012年1月31日