12月26日の安倍晉三氏の首相就任で、北東アジア4カ國(中國?日本?朝鮮?韓國)の首脳交代が完了した。2013年は4カ國とも新リーダーが舵取りをする。北東アジア情勢の最悪な時期を乗り切る明るい兆しに人々は厚い期待を寄せている。1日付の香港紙?大公報が伝えた。
◇日本の前外務次官訪中へ
安倍首相は新內閣を「危機突破內閣」と命名し、経済問題を中心とする國內外の難題に取り組む方針だ。ただそれらの問題は外交問題と緊密な関係にある。安倍氏本人も強硬派だが、閣僚の中にはタカ派も少なくない。首相就任前は前回の首相在任中に靖國參拝できなかったのは「痛恨の極みだ」とし、中國に対して強硬な態度を示した安倍氏も就任後は、來春の靖國神社參拝を見送るなど態度を一変。さらに中國との関係改善を探るべく、外交通の谷內正太郎前外務事務次官を中國に派遣する見通しだ。安倍氏は民主黨政権の元首相たちより、國際的視野や対中関係処理に一段優れている。06年當時も中日関係は冷え込んでいたが、彼は首相就任後すぐに訪中し、情勢の打開に努めた。今回は釣魚島(日本名?尖閣諸島)をめぐる領有権問題の存在を認める勇気と決意が試される。
日韓関係の改善も安倍內閣の重要な外交課題だ。安倍氏は就任してから韓國との関係改善を望んでいると明らかに示し、李明博(イ?ミョンバク)大統領も安倍氏の當選に祝電を送り、両國関係の改善を求めた。両國は閣僚級會談をすでに再開した。新たな1年、特に大きな問題がなければ、日韓関係は回復?改善する見通しだ。
◇緊張が緩む韓朝関係