初めて中國を訪れたアメリカ統合參謀本部のデンプシー議長は22日、「八一大樓」で中國人民解放軍の房峰輝総參謀長と會談し、共同記者會見を行った。
房総參謀長は「中米両國の陸軍は2013年、人道主義にもとづく救援を目的とした合同演習を行う予定である。また、海軍は再びアデン灣の海域で、海賊取り締まりの合同軍事演習を行う」ことを明らかにした。
「アジア太平洋地域に戦略の重心を移す『リバランス(再均衡)』を目指すアメリカは、中國の発展を抑えることが目的ではないと話す一方で、中國周辺で頻繁に軍事演習を行っている。それについて、どのように見ているか」との記者の質問に対し、デンプシー議長は「アメリカは本來は太平洋地域の一國である。ただ、以前は中東地域により重點を置いてきたために、アジア太平洋での存在感が弱まっていた」と話し、「リバランス戦略の核心は、部隊と裝備の規模拡大ではなく、アジア太平洋地域により一層関心を寄せ、より積極的に參加し、質の高い參與を行うことにある」と強調した。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2013年4月23日