ドイツ訪問中の李克強総理はポツダム會議の舊跡で演説し、ポツダム宣言第8條は、日本が盜んだ中國東北部、臺灣などの島を中國に返還することを定めたものだと強調した。李総理は、これは數千萬の生命と引き換えに手にした勝利の成果であり、また戦後の世界の平和的秩序の重要な構成部分であるため、破壊?否定してはならないと指摘した。
誰もが自然と、日本の第二次世界大戦の結果に対する反発、日本の右翼および政府の歴史否定による終わりなき挑発を想起するだろう。同じく第二次世界大戦のファシズム陣営の敗戦國であるドイツの反省は真剣なものだが、日本は歴史修正を企み続けている。この大きな差は、アジア人にとっての不幸である。
しかし我々は、日本がどれほどもがこうとも、日本がこの歴史をめぐる「持久戦」の敗者になることを信じている。日本人が騒ぐ時間が長引くほど、當時の日本軍國主義の細部に人々の視線を向け、日本のアジア侵略の殘虐さを世界の人々に見せつけることが多くなる。これには、その他の結果はありえない。
第二次世界大戦の歴史修正は、日本の行なっている最も愚かなことだ。南京大虐殺の史実を否定し、日本軍の韓國?中國の慰安婦に対する蹂躙を美化することは、國際世論から同情と支持を得ることはない。日本の高官が靖國神社參拝を繰り返しているが、この馬鹿げた出來事は、日本の政界が奇妙な力とムードにより支配されていることを世界に示すだけだ。
釣魚島(日本名?尖閣諸島)問題は、表面的には中日の無人島の領有権を巡る爭いに見えるが、これは日本の第二次世界大戦の結果に対する態度をも反映している。中國がその原因を世界にはっきり説明できれば、本件の性質は國際世論の新たな認識を勝ち取るだろう。