冷戦後の國際構造の変化に伴い、米國はフィリピンの軍事基地を撤去し、米比同盟関係も膠著狀態(tài)に陥った。近年になり地域內の情勢に変化が生じると、米國はフィリピンとの同盟関係を再開し強化した。これは當事國としてのフィリピンの地位を利用し南中國海情勢を混亂させ、南中國海事業(yè)に介入するための口実を手にするためだ。また南中國海における軍事的存在感の強化の根拠とするためでもある。
米國は近年、南中國海で中國を対象とする「航行の自由」作戦を頻繁化させてている。さらに合同演習を行い、南中國海の巡航に域外國を招くことで、すでに安定化に向かっている南中國海情勢を亂している?,F(xiàn)在の南中國海情勢の安定と発展、「南中國海行為準則」の交渉の良好な雰囲気を損ねている。米國の中國を対象とした海上軍事挑発が激化し、その他の海上軍事行動を補助とし新たな南中國海の危機を作ることが予想できる。地域內の各國はこれに警戒を維持する必要がある。
南中國海情勢は現(xiàn)在、安定しつつ好転している。中國とASEAN関連諸國の海上協(xié)力が深化を続け、政治的な相互信頼が改善されている?!改现袊P袨闇蕜t」の交渉を象徴とする地域海上ルールの構築も推進されている。フィリピンにとって、中國は最大の貿易相手國だ。中比は得難い両國の友好関係を絶えず強化し発展させ、対話と協(xié)力を強化し、南中國海の平和と安定を共に維持する。これこそが地域諸國の利益に合致する唯一の選択肢だ。(筆者?閻巖 中國南海研究院海洋法律?政策研究所所長)
?中國網日本語版(チャイナネット)? 2019年3月7日