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土と火の神を祭る元宵の伝統行事「山西社火節」

土と火の神を祭る元宵の伝統行事「山西社火節」。

タグ: 山西 社火節 土と火の神 中國の伝統祭り

発信時間: 2012-02-15 11:30:58 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

遠くなりつつある日本の舊暦行事

日本にも、元宵節にあたる小正月を祝う習慣が一部の地方に殘っている。こうした地方では、木の枝に餅や団子を刺して作った「餅花」を飾り、五穀豊穣を祈る。養蠶が盛んな地方では、蠶がよく繭を作るように願いを込めて、木の枝に繭を形どった団子をつけた「繭玉」が飾られる。

左権の火盤を想起させる「どんと焼き」という習慣もある。「どんと焼き」は「どんど焼き」、「とんど焼き」、または「左義長」などと呼ばれるもので、日本各地に殘っている。1月14日の夜または15日の朝に、稲を刈り取った後の田などに長い竹を組んで、そこにその年の正月飾りなどを持ち寄って焼く習慣で、悪霊払いや厄除け、健康祈願などの意味がある。ただし、「餅花」(「繭玉」)も「どんと焼き」も、現在は新暦で行われることも多くなっている。

毎年舊正月になると、「日本は舊正月を祝うのか」とよく聞かれる。「日本では元旦を祝う。昔は舊暦で正月を祝っていたけれど、明治5年(1872年)の改暦以降は新暦で新年を祝うようになった」と説明してきたが、考えてみれば奇妙なことだ。中國で舊暦を身近に感じて生活していると舊暦がいかに実際の季節の変化に合っているかを実感するが、日本人はその舊暦を捨て、舊暦に合わせて営まれてきた伝統行事だけをそっくりそのまま新暦にあてはめた。実に器用というか、強引なことをしたものである。正月だけではない。端午節しかり、七夕もまたしかりである。

実際には、日本でも1960年頃までは舊正月を祝うところも多く、新暦と舊暦とで二度正月を祝っていたという。そういえば、私が小さい頃はまだ周囲に明治生まれのお年寄りがいて、みな數え年で年齢を數えていたものだ。それも今ではほとんど聞かれなくなり、舊暦は日本人の生活から遠いものになってしまった。

 

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