朝鮮の「労働新聞」は4日に掲載した評論で「米韓がまもなく行う合同軍事演習は朝鮮半島の平和と安定を破壊するものだ」と非難した上で、情勢を見極めて即時に停止することを求めた。
評論は「米韓はまもなく朝鮮半島の西部海域(黃海)で対潛水艦の合同軍事演習を行う。これは朝鮮にとって容認できない『挑発』であり、朝鮮半島の情勢を戦爭の瀬戸際に導く軍事的な挑発行為だ」とした上で、「國際社會が朝鮮半島情勢の緩和や、対話と平和の実現を希望している現在、情勢を緊迫させることは、米韓にとっていかなる利益にもならない」と指摘した。
米韓は5日から9日にかけて、韓國の西部海域(黃海)で対潛水艦の合同軍事演習を行う。その目的について韓國側は「朝鮮に力強い抑止情報を伝えることにある」と表明している。
「中國國際放送局 日本語部」 2010年9月5日