そのほか、香港と上海の金融センター建設をめぐる爭いも肝心な時期にさしかかっている。これはサッカーで例えると、香港と上海は2人の「フォワード」で、力を合わせてシュートに向かって進めば、勝算は増すはずである。しかし2人の「フォワード」は互いにライバル的存在でもあり、香港がいかにして競爭の中で不敗の地に立つことができるかは、考えに値する課題である。
香港復帰祝賀イベントは香港の一大イベントとなっている。多くの祝賀イベントが7月1日に香江で幕開けし、中でも「団結?自強?復帰祝賀」の大型巡回イベントは大きな注目を集めている。
復帰から12年後、香港が金融危機という「成長するための洗禮」を受けて再出発を図るには、香港の人々の「団結」と「自己向上」が必要となることは明らかである。香港は困難を恐れず、逆境の中で自己向上の「香港精神」を発揮するとともに、共通認識を持ち、一致団結し、そして中央政府としっかり手を取り合ってこそ、前進することができる。
先日、さらに12年が過ぎ、上海が2020年に國際金融センターと國際水上運輸センターの構築をほぼ完了した時、香港はどのような光景になっているかという質問があった。
事実、今後12年間は、香港の発展にとって肝心な時期となる。世界は、再出発した香港が金融危機というほこりを取り払い、さらに活気に満ち、競爭力を持つ経済を展開することを期待している。
「チャイナネット」 2009年7月1日
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