ロジャーズ氏は、アメリカは深刻なインフレ問題に対し、多くの紙幣を刷ることでインフレを悪化させていると指摘、「アメリカは絶えず油に火を注ぎ、狀況を悪化させている。中國(guó)政府もインフレの存在に気づいていると思うが、この問題を解決する際には、インフレの火を消し止めてくれるよう願(yuàn)っている」と述べた。
ロジャーズ氏は、インフレに対する政府の姿勢(shì)に鑑み、投資家は當(dāng)然、インフレにより利益が得られる商品と地域に投資するとの見方を示した。ロジャーズ氏は、投資家は農(nóng)産物、貴金屬などインフレに強(qiáng)い商品に投資することで資産を守るべきだとした上で、「私は昨日、金とプラチナを買った。インフレの中で自分を守りたいのであれば、商品先物市場(chǎng)から目を離してはいけない」と述べた。
現(xiàn)在の世界の動(dòng)向について、ロジャーズ氏は獨(dú)自の見解を持っている。「中國(guó)人はよく『陰と陽(yáng)』について話すが、何事にも対極の関係がある。どこかで災(zāi)難が起きれば、どこかでチャンスが生まれるのだ」ロジャーズ氏は、日本の原発事故により世界で原発に対する疑問が広がっており、それにより、天然ガスと石油の価格が上昇するとの見解を示した。また、復(fù)興作業(yè)の必要性から、日本は中國(guó)から銅、鉄鋼、セメントなど原材料を輸入すると見られ、「ただちに鉄鋼とセメントを買えとは言わないが、投資する価値はある」と述べた。