「フォーブス中國版」の記事によると、中國は「國民総投資家」の時代に突入したという。ベンチャーキャピタルやプライベートエクイティは、もはや名門校出身者や海外出身のエリートのものだけではなくなった。伝統的な外資系ファンドや國內富裕層からの資金以外に、政府や大手國有企業や民営企業に勤める人、成功した起業家、資産家といった個人からの資金が流れており、彼らは投資管理にも參與している。そして、嬉々として早期の「エンジェル投資家」になる人が徐々に増えているのだ。これにより、ベンチャーキャピタルとう仕事は激しい競爭にさらされることになった。中國のベンチャーキャピタルは玉石混交になり、投資コストが一気に上がる可能性があるが、同時に、競爭によって成熟していく可能性もある。
中國のベンチャーキャピタルの急速な発展は、同業者に新しい悩みをもたらしている。投資家は業種や創業者本人を検討する以外に、その家庭狀況も調査する必要が出てくるかもしれないからだ。「今日資本」の創業者である徐新氏は、家庭狀況を投資監査項目の中に組み入れている。「私はいつも創業者の妻と食事をすることで、基本的な家庭狀況を把握しています。創業者が獨身でも、彼の両親とおしゃべりをすることで家庭狀況を理解しますね」。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2011年12月9日