これらのブランドは世界自動車産業の至寶であり、他ブランドでは及ばぬ輝きを持っている。しかし英國の工業が衰退すると、自動車製造業も下り坂に入った。現在までに消滅したブランドもあり、他社に合併されたブランドもある。最後に殘されたMGが上海汽車に買収されると、英國の輝かしい自動車の歴史も幕を閉じた。

トヨタはこのほど、2年前のリコール事件に引き続き、再び世界最大規模のリコールを宣言した。これは日本の國力衰退、および「失道寡助（道義に背けば助けは少ないこと）」とも関係している。現在の世界の構造と大國関係の中で、トヨタが世界で最も偉大な自動車メーカーになろうとしても、米國はこれに同意せず、中國人も同意しないだろう。國力と民族的感情は、企業が持続的に発展するためのカギとなっている。

対照的に、中國経済の発展と國力の増強により、中國自動車工業の実力と影響力も高まっている。いつの日か、中國からも世界クラスの自動車メーカーが生まれるだろう。（編集YF）

「人民網日本語版」2012年10月19日