第13期全人代第2回會議プレスセンターは10日午前、梅地亜中心(メディアセンター)報道発表ホールにて記者會見を開いた。中國人民銀行の易綱総裁、陳雨露副総裁、潘功勝副総裁(國家外貨管理局長)、范一飛副総裁が、金融改革及び発展の問題について國內外の記者からの質問に回答した。
中國の債券市場は近年、急成長している。実體経済への貢獻、直接融資比率の引き上げなどで重要な力を発揮している。
潘功勝副総裁によると、昨年末現在の中國債券市場の発行殘高は86兆元で世界3位となっている。昨年の企業信用類債が社會全體の資金調達規模に占める比率は13%で、信用貸付に次ぎ企業にとって2番目の資金調達ルートとなっている。
潘功勝副総裁は「中國債券市場の対外開放が急速に進められている。域外投資家の中國市場におけるパンダ債発行、域外投資家による中國債の投資?取引の利便性を高めるため、我々は投資ルート、稅収、會計制度など各種政策を改善した?,F在までのパンダ債の発行規模は約2000億元で、域外投資家の中國債券市場投資総額は約1兆8000億元となっている」と述べた。
「昨年末現在、域外投資家が保有する中國債は全體の2.3%を占めており、まだ上昇の大きな余地が殘されている。今後は引き続き債券市場の対外開放を穏當に推進し、域外投資家による中國債の投資?取引により便利で良好な市場環境を構築するべきだ」
「中國網日本語版(チャイナネット)」2019年3月11日