日本側は、日本が中日共同聲明の中で表明した臺灣問題に関する立場を引き続き遵守し、改めて中國は一つであるとの認識を表明する。日本は、引き続き臺灣と民間及び地域的な往來を維持する。
雙方は、中日共同聲明及び中日平和友好條約の諸原則に基づき、また、小異を殘し大同を求めるとの精神に則り、共通の利益を最大限に拡大し、相違點を縮小するとともに、友好的な協議を通じて、両國間に存在する、そして今後出現するかもしれない問題、意見の相違、爭いを適切に処理し、もって両國の友好関係の発展が妨げられ、阻害されることを回避していくことで意見の一致をみた。
雙方は、両國が平和と発展のための友好協力パートナーシップを確立することにより、両國関係は新たな発展の段階に入ると考える。そのためには、両政府のみならず、両國國民の広範な參加とたゆまぬ努力が必要である。雙方は、両國國民が、共に手を攜えて、この宣言に示された精神を余すところなく発揮していけば、両國國民の世々代々にわたる友好に資するのみならず、アジア太平洋地域及び世界の平和と発展に対しても必ずや重要な貢獻を行うであろうと固く信じる。