上海萬博が開幕しました!開催期間中観光にいく予定がある方も多いのではないでしょうか。すでにもう行かれたという方もいらっしゃるかもしれませんね!
オリンピックや世界博覧會は、発展途上國から先進國へ転換するひとつのステップを象徴するものだなどと、表現されることがありますが、それは簡単に想像しても経済成長(先進國であるかないかの指標として)と、世界的イベントを開催できる経済力の相関を示すようなものですから、妥當な仮説であるように思います。
だから、今日開幕した上海萬博は、中國の先進國への流れを特徴付けるものであることはもはや常識的な議論となっていますね。
そんな華やかな経済発展と今後の成長の象徴である中國の世界的イベントの開幕式をみていまして、ひとつ別の想像をしてみたくなりました。
一國の経済の下降の潮流を示すようなイベントは何かるのかなぁというものです。もし、市場経済を導入したひとつの國が潛在力等は別の議論として(先進國になれる潛在力があるとして)一般的に、時系列的に、「後進國、発展途上國、先進國、停滯國、沒落國」のような軌跡を描くとしたら、それぞれの時點でのイベントは、どのようになるでしょうかね?おそらく、市場経済を導入する國が世界的な潮流となり、そして経済グローバル化してからそれほどの歴史を経ていない、我々現代人にとって、先進國になるまでのイベントは、確かに、オリンピックや世界博覧會などあるでしょう、一方で、その國の経済の下降トレンドを表すイベントは、「あるイベントが開催されない」というゼロベースを示すものであるかもしれませんが、「あるイベントが開催される」ということで観測されるという意見を聞いたことはありません。
もちろん、政権交代や暴動など政治的な下降トレンドを示すイベントはあるわけですが、経済的な下降トレンドを示すイベントっていうのは観測が難しいなぁーと思うわけです。何かみなさん、思いつくものはあるでしょうか??経済的に悪い環境だからこそ発生するイベントであって、短期的に不景気とかそういったものではなく、もっと長期的に経済が下向きの時に発生するかもしれないような(世界の市場経済導入先進各國がまだ経験していない可能性が高いわけですが)イベントです。後ろ向きなグローバルにインパクトのあるイベントですね。