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南京大學(xué)日本語(yǔ)學(xué)部専家　斎藤文男

まほらまの南京生活①旅人では見(jiàn)えなかった?老百姓?の生活

まほらまの南京生活②―ウェンナン先生行狀記

まほらまの南京生活③食に纏わる不思議いっぱい

まほらまの南京生活④數(shù)字にかかわる日中感覚の違い

まほらまの南京生活:小學(xué)生時(shí)代は作文が大の苦手

ウェンナン先生行狀記:まほらまの南京生活⑥

◇羽毛が揃えば小鳥(niǎo)は必ず巣立つ◇

今年も６月末までに、23人の學(xué)生が４年間の大學(xué)生活を終えて巣立って行った。行き先は、中國(guó)國(guó)內(nèi)の企業(yè)や各政府機(jī)関、北京の大學(xué)院に進(jìn)學(xué)、あるいは日本に留學(xué)、日本の大學(xué)院生などさまざまである。毎年この時(shí)期は、別れの寂しさと、夢(mèng)と希望を失わず逞しく育ってほしいとの願(yuàn)いがない交ぜになる。羽毛が生え揃えば小鳥(niǎo)は必ず巣立つものだが、全員が元?dú)荬谴罂栅蚧栅筏皮郅筏い人激い胜椤⒗辘长螘r(shí)季は、學(xué)生との觸れ合いを反芻する。

キャプション

1、毎年、羽毛が生え揃った學(xué)生たちが母校を巣立つ（創(chuàng)立100年目の卒業(yè)記念寫(xiě)真）

2、南京大學(xué)を訪れた日本の「紫金草合唱団」との交流も楽しい思い出のひとコマだ

3、青春時(shí)代の思い出多い母校の前で卒業(yè)記念寫(xiě)真を撮る院生

4、ガールフレンドに撮ってもらう修士號(hào)獲得の記念寫(xiě)真は喜びもひとしお

◇自らの選択に戸惑う◇

毎年９月、４年生の前期授業(yè)が始まると間もなく、卒論指導(dǎo)を擔(dān)當(dāng)する學(xué)生が決まる。指導(dǎo)する學(xué)生は２、３人だが、時(shí)には４、５人のときもあった。學(xué)生にとって卒論は４年間の授業(yè)の総仕上げともいえる。これまで學(xué)んだ知識(shí)と経験を総動(dòng)員して、興味あるテーマを決め、資料を集め分析し、論述を展開(kāi)して結(jié)論を引き出す。

まず、卒論のテーマを決めることが難しいようだ。３年生の「寫(xiě)作」の授業(yè)では、毎回テーマが出題される。私がこれまで出題したテーマの主なものは、「５分間目を閉じて気がついたこと」「このごろ、ちょっと気になること」「春節(jié)で発見(jiàn)したこと」「私の失敗」「人はなぜ宇宙へ行くのか」「地球の真ん中の國(guó)はどこか」「蠅」「空」「色」「道」「零」などである。

具體的なテーマは比較的書(shū)きやすいようだ。「５分間目を閉じて気がついたこと」には、それぞれユニークな発見(jiàn)があった。

「５分間目を閉じたらまったく別な世界になった。そして、再び目を開(kāi)けてもとの世界に戻ったとき、まるでもう一つの世界に來(lái)たような気がした。

「授業(yè)や生活で慌しく過(guò)ぎて行く毎日の中で、目を閉じただけで、世間の束縛から脫出できるし、自分の枠からも跳びだせる。」

「芝生で目を閉じると、野鳥(niǎo)の澄んださえずり、風(fēng)が梢を渡る音、落ち葉が地面を転がる音まで聞こえてきた。目で見(jiàn)ていたときは、これらの音を無(wú)視していたかもしれないことに気がついた。」

しかし、テーマが一字の抽象的なものは苦手のようだ。

「『寫(xiě)作』の宿題で嫌いな『蠅』がテーマになった。何を書(shū)いたらよいのか分からない。寢るときも考えていたら、夢(mèng)の中に蠅がたくさん出てきて困った」

嫌いなものについて書(shū)かなければならない苦い體験を書(shū)いた秀作だ。他の多くの內(nèi)容は、一般的なものばかりだった。「空」は、何も無(wú)い「からっぽ」や「宇宙」と考えてもよい、とアドバイスした。「道」も「道路」や「人生の道」でも「茶道」「剣道」「空手道」などの「道」ととらえることもできる、としたが、自分で何を選択したらよいのか戸惑う學(xué)生が多かった。