第5回北東アジア投資貿易博覧會が1日午前、吉林省の長春市で開幕した。この博覧會や博覧會期間に開催される一連のビジネスイベントに出席した在瀋陽日本國総領事館の松本盛雄総領事はこの日、「チャイナネット」のインタビューに応じ、日本の新政権の対中政策や地域協力、中國の発展などについて答えた。
――民主黨が與黨になってからの対中政策について
8月末の衆議院選挙で民主黨が大勝し、政権が交代することになりました。衆議院第一黨の交代による政権交代は実に62年ぶりの出來事です。現時點ではまだ新政権は発足していませんし、具體的な政策が出てきたわけでもありませんので、予斷はできませんが、私個人としては、外交の継続性なども考慮すれば、日中関係や日米関係など主要外交課題に関する政策にはあまり急激な変化は起こらないだろうと考えています。とりわけ日中関係の重要性については日本國內にはコンセンサスがあります。中國との関係強化という點については、新政権も従來にもまして重視することになると思います。
――北東アジアの地域協力と今回の博覧會について
中國の北東アジア及び世界における影響力はますます大きくなり、その地位もますます重要になってきています。北東アジアにおける地域協力は重要であり、各國にとってもチャンスとなるものです。また、この地域の経済活性化にも有利だと思います。北東アジアの地域協力については関係各國が一層関心を高めていますが、注意しなければならないのは、排外的になったり保護主義になったりしないことでしょう。また、協力分野は経済だけではなく、文化創造産業など幅広い分野が考えられると思います。
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