裕福な家庭で育った2人のお嬢様たちは、國の援助の手を借りることもなく、新年が訪れる前に生涯の幕を閉じてしまった。
所変わって福岡県では、2010年4月に、身寄りがない37歳の獨身男性が家で餓死するという事件が起きている。男性は高校卒業後、定職に付くことなく、アルバイト生活をしていた。早くに父を亡くし、母親の年金を頼ってなんとか生活していたが、その母親が亡くなると、アルバイトだけでは食べていけなくなり、借金生活を送るようになった。借金はたちまち150萬に膨れ上がり、男性に重くのしかかった。時給680円のアルバイトではそんな大金は到底返せない。
どこでアルバイトしていても、借金の取立てがやってきて、そのせいで仕事をやめざるを得ないことも多かった。
家の中で餓死していることが発見されたとき、部屋の中には5臺の攜帯と、叔父に宛てた助けを求める手紙が殘っていた。そして、食べていけないことを訴えているのか、財布には9円(食えん)が殘されていた。甥の葬儀を終えた叔父は9円を寺の賽銭箱に納めたという。
こんなに哀れな出來事が年末の新聞に載っている日本という國はどうなってしまったのだろうか。貧乏のどん底に居る人は、閉店前のスーパーの値引き品を買うお金もなく、捨てられた食べ物を拾いに行く力さえ殘っていない。お金を稼いで一大資産を築き上げた人の末路も哀れなものだ。そして、若者は仕事がなく、食べることさえままならないのに、どうしてそんなにお金を使ってしまったのか。どうして、毎月お金のかかる攜帯を5臺も買ったのだろうか。
?中國網日本語版(チャイナネット)? 2011年1月17日