キーワード(2):雇用
中國:沿海で「労働者不足」
日本:就職氷河期
日本の最新の失業データによると、1月に入って日本の失業率は昨年12月と橫ばいの4.9%と、依然として「就職氷河期」が続いている。菅総理は執政方針演説で、日本をアジア経済の拠點とし、國內の雇用促進を図るため、海外企業誘致を強化すると述べた。
中國では、沿海地域で「労働者不足」がみられる一方、大學生は就職難の狀況にある。中國政府活動報告は、雇用を経済社會発展の優先的位置におき、「支援と雇用促進に423億元を投入する」と強調した。
両首脳の発言
溫家寶総理:あらゆる方策を盡くして雇用を拡大し、より積極的な雇用政策を持続的に実施する。
菅総理:最も重視するのが雇用です。働くことで、人は「居場所と出番」を見つけることができる。
中國の専門家の解析
雇用問題については、日本は國民全體の就職難に直面している。10年続く経済停滯によって日本の失業者受け入れ能力は落ちている。一方、中國は7%の経済成長を維持してきたことから、多くの労働力を吸収する強い力がある。
日本の報道関係者の聲
大學卒業生が理想の仕事を見つけられるは両國が直面している難題。中國は卒業生が多く、日本は就職のチャンスが少ない。このため中國は學生の就職能力や起業能力の向上を打ち出したが、日本にとっては、経済回復こそが根本的な解決を図る策。