日本の遊園地
同じ商品でも地域の経済?文化的背景によって見方が違ってくる。例えば、天津、杭州、深セン、広州、北京、上海などの旅行會社は今、日本旅行の申し込みや問い合わせで殺到している。一方、安徽省合肥市一帯では特価の日本観光ツアーに誰も見向きもしない。開放的な地域ほど不安材料を気にせずにその時々にあわせて楽しむことを王道としているのがわかる。
では、値下げをすれば開放的な都市の消費者を呼び込むことができるのか?実はそうではない。旅行中に何か気に障ることがあると、日本観光への自信を回復するどころか、反感を生むことになる。旅行會社の値下げで日本観光市場を刺激するのは一時的なことでしかない。日本のホテルや航空チケットの値下げでツアー料金は安くなっている。長期間、旅行會社に低コストを強いると、ツアーのクオリティーが下がり、結局は自業自得となる。
市場の自信はその業界や関係者への信頼と関係がある。天災の予知は難しいため、人に期待するしかない。日本の観光市場を回復するには、業界の誠意を見せなければならない。そして誠意はお金では買えないものだ。
?中國網日本語版(チャイナネット)? 2011年6月3日