文=何如平
數年前の一時期、私は會社からの派遣で、日本で働いていた。日本での生活で必ず習得しなければならないこと、それはゴミの捨て方である。
日本では、新しい地域に引っ越すたび、必ずゴミ出しの小冊子をもらう。私の記憶では、橫浜のゴミ出しマニュアルが最も詳細だった。ゴミはそれぞれ、野菜くずや食べ殘しが生ゴミ、包裝紙や包裝箱が可燃ごみ、プラスチック、ガラス瓶が不可燃ごみ、電池、電気基盤が有害ゴミ、新聞、雑誌がリサイクルゴミ、背広や帽子が古著???というように細かく10種類にまで分けられていた。そのゴミ出しマニュアルに書かれた條項は500以上、その細かさといったら本當に脫帽ものだった。例えば、靴下が片方だけなら可燃物になるが、両方揃っていて破れもなければ、古著ゴミにレベルアップ、中古のパソコンを処分するときには、金屬カバーを外せばリサイクルゴミになり、中のプリント基盤は有害ゴミになるという。
日本では、人々の意識の中に、ゴミの分別習慣が深く根ざしており、ゴミを正しく分別できるかどうかが住民道徳及び責任感を評価するための一基準となっている。ゴミの分別ができなければ、近隣住民に嫌がられ、トラブルになることもあるので、私はいつも気をつけていた。當時、私の語學力はまだ低く、そのマニュアルに噛り付き、多くの時間を取られた。
また、日本の多くの地域には、「ゴミの分別隊」が存在する。彼らは地域のボランティアで、住民のゴミ出しを監視する責務を負っている。私が初めて橫浜でゴミを出した時にも、その隊員の一人に呼び止められた?!弗触叱訾伐蕙衰濂ⅴ毪颏沥螭日iんで、書いた通りに分別しましたが、何か問題がありますか?」困惑しながらこう聞くと、彼は、私のゴミ袋を指して、「ゴミの分別は正しいですが、ゴミを出す時間が違います。ゴミは毎朝8時までに外に出さなければいけません。毎日出せるゴミの種類も違います、月曜日は生ゴミ、火曜日は可燃ごみ、水曜日は不可燃ゴミと有害ゴミ…」彼のその真面目な表情を見て、私は弁解の余地もなく、ゴミ袋をそのまま持って帰るしかなかった。