高速道路建設ペース:18キロ/日
「インドの現指導者の多くは、米國やヨーロッパでの勤務経験を持ち、國民生活より、データに重きを置いている。インドは農業大國で、人口の70%が農民だが、その主流社會はニューヨークや北京に近く、農村とはかけ離れている。」北京外國語大學アジアアフリカ研究センターのインド籍教授Binod Singh氏はこう語る。インドは今、港再建や空港新設などの建設ラッシュであり、ここ5年でインフラ整備投資は100億ドルを超えている。更に、「第12次五カ年計畫」で、政府は様々なルートで5000億ドルを追加投資する予定で、過去60年を振り返っても、ここまで勢いづいていたことはなかった。
「例えば、國內の交通が不便なため、政府は強制指標として高速鉄道の建設ペースを1日當たり18キロと定めている。建設業者はそれを前もって達成できれば國から奨勵され、達成できない場合、罰が與えられる。」これはインドGDP成長の重要な原動力の一つとなっているのだという。
製造業を飛ばしてサービス業を推進
「1998年に政権を握ったインド人民黨は、商業支持の黨派で、改革を力強く推し進めている。」Binod教授は、インド経済は、この政黨に得るところが大きいと見ている。「第一に、世界銀行の融資を受け、インドでの高速道路建設に全世界の企業を誘致し、その経済イメージを一変させた。第二に、電信市場の開放。インドには今、電信會社が20數社あり、その競爭の激しさにより、通話料は世界的に見ても最も低いものとなった。第三に、電信、ITアウトソーシング等のサービス業を大いに推進した。」
具體的な業種で言えば、ITサービス業のGDP貢獻度が一目瞭然である。そして、短期間の間に數多くのインド人億萬長者を輩出した。
「農業?製造業?工業?サービス業という伝統的な発展モデルと違って、インドは製造業と工業を飛ばし、直接サービス業を推進している。」Binod教授はこのように分析する。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2011年10月13日