日本『中文導(dǎo)報(bào)』紙の記事によれば、日本では毎年1月第2日曜日が成人式である。この日、20歳の若者が各地で成人式を迎える。そこで見(jiàn)られる最も美しい風(fēng)景は、晴著をまとった女性たちの姿だ。華僑が日本に定住する年月が増えるに従い、多くの在日華人二世が20歳になり、日本獨(dú)特の成人式に參加している。今年は1月9日で、東日本大震災(zāi)後で最初の成人式である。震災(zāi)後で初めての華やかな式典ともいえる。
華やかな一日にするため、業(yè)界もこの式典を盛り上げる。日本の成人式業(yè)界は早くも二年前から顧客獲得合戦が始まっている。一般の人々にとって成人式は2012年の行事だが、本人たちは2011年から準(zhǔn)備をしている。しかし、和服業(yè)界の商戦は2010年に始まるのだ。今年、成人式を迎えた娘を持つ人の話によると、早くも2010年の夏から、數(shù)多くの和服會(huì)社から宣伝資料や電話をもらったという。その熱意は、他の業(yè)界の勧誘をはるかに超えるものだった。晴著の値段は値が張るため、大多數(shù)の家庭はレンタルで済ましている。
千葉に住む華僑の娘、禮美さんは、今年成人式を迎えた。彼女の母親が成人式の流れを詳しく教えてくれた。今後子供が成人式を迎える人は、きっと參考になることだろう。
數(shù)ある成人式の晴著の華やかな宣伝資料のなかから、自分の家の近くにある和服店を選び、母娘でその店へ行く。販促のため、和服店ではどこも「母娘で來(lái)店された方にプレゼント!」という看板があり、髪飾りやポーチなどがもらえる。店內(nèi)に入ると、熱心な店員が笑顔で迎えてくれる。レンタル晴著は一著4~5萬(wàn)円のものから20數(shù)萬(wàn)円までいろいろある。晴著を選ぶにあたって、椅子に座って紙に必要事項(xiàng)を記入するのだが、どうして店員がこれほどに熱心だったのかがこのとき明らかになる。つまり、成人式用の晴著をこの店で選べば、その後人生で和服を借りる際はこの店に必ず足を運(yùn)ぶことになるからだ。というのは、記入項(xiàng)目にはある規(guī)定があるのだ。成人式にこの店で晴著を借りた場(chǎng)合、3年以內(nèi)ならば無(wú)料で振袖をレンタルできる上、結(jié)婚式のときには半額で結(jié)婚衣裝を借りることができるなどである。そのため、いったん客を捕まえたら、その後の多くの商機(jī)がこの店に保証されるわけである。