大野さんが北京にいた3年間にも取材や會(huì)食等で何度かお會(huì)いする機(jī)會(huì)があった。大野さんは大學(xué)の先輩でもあり同窓會(huì)でもご一緒したが、やはり年長(zhǎng)者ということで同じテーブルにつけば多少緊張したものだ。
大野さんが帰國(guó)する少し前、比較的ゆっくりとお話する機(jī)會(huì)があった。この3年間で印象深かったのは、リーマンショックによって中國(guó)の経済成長(zhǎng)が減速するどころか逆に加速したこととのことだ。
「2011年には中國(guó)での売上が全體の13パーセントを占めるようになりました。額として1000億元です」
大野さんは得意げに言った。換算すると約140億米ドル、リーマンショックへの対応と同時(shí)に速いペースで成長(zhǎng)を遂げたのは並大抵のことではない。中國(guó)業(yè)務(wù)拡大に対する大膽な姿勢(shì)と中國(guó)経済を正確に捉える広い視野で、世界経済が最も困難なときにあっても積極的に攻めて行く、大野さんにはそんな決心があったのだ。
中國(guó)に數(shù)年滯在して太ったという人が少なからずいるが、大野さんには特に変化が見(jiàn)られないようだ。相変わらずスリムなスーツとネクタイを著こなしている。社員の中に混じってしまえば彼が中國(guó)で1000億元の売上を誇り數(shù)萬(wàn)人が在籍する企業(yè)のトップだとはわからないかもしれない。堅(jiān)実さと綿密さ、そして業(yè)務(wù)展開(kāi)における決斷力は數(shù)字から読み取ることができるだろう。日本での更なる発展を私は確信している。
?Billion Beats 日本人が見(jiàn)つけた13億分の1の中國(guó)人ストーリー?より
?中國(guó)網(wǎng)日本語(yǔ)版(チャイナネット)? 2012年4月23日