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日本人は常に物事に対して繊細かつ慎重で、その土地に深く根ざしている。この特徴は東南アジアとの関係でも見られる。進出した日本企業は現地化によって現地に溶け込み、援助によって人の心を摑んでいる。訪問した日本人外交関係者は禮儀正しく教養があり、現地の官僚は好感を抱く。旅行に訪れた日本國民はお辭儀を何度もする禮儀正しさ、高い消費力で現地で人気だ。カンボジアの日本の存在は控え目だが、深く根ざしている。
世界各國のヒトや資本が集まるカンボジアの首都プノンペンで、どの國に対する印象が最も良いか聞くと、半數以上は日本と答える。その理由は簡単で、日本人はカンボジアでマナーを守り、控え目で繊細で、細かい気配りをしているからだ。
◇地上から地下まで日本風
1941年から1945年までカンボジアは日本の占領下にあったが、すぐに再びフランス人の手に戻った。
現在のプノンペンの都市構造は依然としてフランス風だが、道路を走るのは日本車で、車はほかでもない三菱、トヨタ、レクサス、一方バイクはスズキとヤマハだ。しかし20年後に見られるのはこれだけではないだろう。
日本政府は01年、國際協力機構(JICA)によるカンボジア政府のプノンペン市都市交通改善プロジェクトへの支援を承認した。これは25年後には日本がつくった交通システムがプノンペンに完成することを意味する。
日本の援助は地上だけでなく、地下にもみられる。それが排水システムの建設だ。02年と07年の2回、日本は同市の排水システム改善援助として計5900萬ドルを投資した。今年3月には再び都市排水?洪水対策計畫に4600萬ドル提供した。
◇現地に浸透しているが控え目