19世紀(jì)半ばから、外國(guó)の侵略、辛亥革命、日中戦爭(zhēng)、中華人民共和國(guó)創(chuàng)立、その後の苦闘を克服し改革開(kāi)放へ。2世紀(jì)近くの期間、中國(guó)の方々の歴史は不撓不屈の言葉がふさわしい。私はその逞しい精神に心から敬意を表します。

1971年に中國(guó)が國(guó)連における合法的な地位の回復(fù)を果たされ、アジアの世紀(jì)が開(kāi)くという予感がしました。翌1972年長(zhǎng)く待望した日中関係が正常化され、心躍りました。両國(guó)関係正常化に心血を注がれた先人を決して忘れません。

私が何ごとかを思索するとき、いつも漢字を通して考え、漢字を書いて考えます。漢字が持つ豊かな言葉の意味抜きに私の表現(xiàn)は存在できません。はるか昔、漢字を伝授されたことに対して、感謝を表現(xiàn)する言葉が見(jiàn)つかりません。長(zhǎng)い期間を通して、漢字の意味が異なっているものが少なくありませんが、文字に接するたびに中國(guó)を身近に感じます。

中國(guó)の古典をたくさん読みました。言葉の寶庫(kù)、人間知性の寶庫(kù)であり、わが國(guó)の數(shù)多の先人が中國(guó)研究者として沒(méi)頭された理由がよくわかります。

辛亥革命前後の中國(guó)でおおいに民主主義研究が進(jìn)んでいたことも痛感します。章炳麟の「大獨(dú)は必ず群する」という言葉は、獨(dú)すなわち自我であり、群するというのは西洋の社會(huì)的自我に共通します。自我が単なる自我ではなく、社會(huì)的自我であればこそ、今日の中國(guó)パワーが発揮されているに違いありません。

同じ時(shí)期、夏目漱石も「自分の存在と他人の存在を同じく尊重するのが西洋の個(gè)人主義（社會(huì)的自我）である。」と喝破しました。その思想がもっと一般に敷衍していれば歴史は変わっていたのですが。

P?ヴァレリーは第一次世界大戦後「精神の危機(jī)」を書きました。精神が墮落すればお終いだ。人間は常に理想を掲げて、常に先人を?qū)Wび、理想の実現(xiàn)に向けて盡力しなければならない。それを失念したとき精神の墮落が始まるというのであります。

私は魯迅が好きです。魯迅は「掙扎」（そうさつ）という言葉が好きでした。がんばる、もがく、あがく----の意味で、抗いきれない力に対しても抵抗し続けました。未來(lái)志向、確固たる理想を確立していたからでしょう。

王道という、覇道という。王道はかつて達(dá)成されたことがない。王道への道は、各國(guó)がまさに國(guó)民の福祉充実の競(jìng)爭(zhēng)に鎬を削るとき開(kāi)くのではあるまいか。あの國(guó)は福祉が結(jié)構(gòu)だからとして疑心暗鬼になることはないでしょう。

私は中國(guó)に親友がいます。胸襟開(kāi)いて話し合える心友であります。私たちの関係は、ささやかな王道であります。

この40年も両國(guó)関係は順風(fēng)満帆ではありません。これからも予期せざる厄介が発生するかもしれません。しかし、《まともな人間》が意志堅(jiān)固に信頼感を維持すれば恐れるに足らずだと確信します。(文＝奧井禮喜氏)

奧井禮喜氏のプロフィール

有限會(huì)社ライフビジョン代表取締役

経営労働評(píng)論家

日本労働ペンクラブ會(huì)員

OnLineJournalライフビジョン発行人

週刊ＲＯ通信発行人

ライフビジョン學(xué)會(huì)顧問(wèn)　　ユニオンアカデミー事務(wù)局

1976年　三菱電機(jī)労組中執(zhí)時(shí)代に日本初の人生設(shè)計(jì)セミナー開(kāi)催。

1982年　獨(dú)立し、人と組織の元?dú)荬蜷_(kāi)発するライフビジョン理論で、個(gè)人の老後問(wèn)題から余暇、自由時(shí)間、政治、社會(huì)を論ずる。

1985年　月刊ライフビジョン(現(xiàn)在のOnLineJournalライフビジョン)創(chuàng)刊。

1993年　『連帯する自我』をキーワードにライフビジョン學(xué)會(huì)を組織。

2002年　大衆(zhòng)運(yùn)動(dòng)の理論的拠點(diǎn)としてのユニオンアカデミー旗上げ。

講演、執(zhí)筆、コンサルテーション、インターネットを使った「メール通信教育」などでオピニオンを展開(kāi)し、現(xiàn)在に至る。

高齢?障害者雇用支援機(jī)構(gòu)の「エルダー」にコラム連載中。

?中國(guó)網(wǎng)日本語(yǔ)版(チャイナネット)?　2012年5月28日