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8月6日、広島の原爆犠牲者を慰霊するため、原爆ドームの前を流れる元安川で燈籠流しが行われた。
8月6日、日本の広島は原爆投下から67年の「原爆の日」を迎えた。
平和の鐘の音は今も変わらず低く重々しく、「平和宣言」の言葉は深く考えさせられるものだ。
例年通り、今年の広島平和記念式典も市中心部にある平和記念公園で行われ、広場は平和を祈る人たちで埋め盡くされた。原爆犠牲者は、自らの身を犠牲にして核兵器の恐ろしさと平和の大切さを訴えた。
73の國?地域から訪れた代表者と5萬人の國民を前に、野田佳彥首相は「人類は、核兵器の慘禍を決して忘れてはいけない。そして、この悲劇を二度と繰り返してはならない。唯一の戦爭被爆國として核兵器の慘禍を體験した日本は、この悲慘な體験の記憶を次の世代に伝承していく責任がある。核兵器の廃絶と世界の恒久平和の実現に向けて、日本國憲法を遵守し、非核三原則を堅持していく」と宣言した。
この場面での宣言を見ると、野田首相と前任者の姿勢は同じだが、野田氏の首相就任後の態度を見ると、日本の「平和路線」は変化していることがわかる。