対日投資説明會(huì)が効果的
筆者が駐日代表事務(wù)所で勤務(wù)している中國の友人によく言うのは「日本の中小企業(yè)に対しては対中進(jìn)出を大いに促進(jìn)してもらいたいが、その一方で、中國からの対日進(jìn)出、すなわち『逆招商引資』のための説明會(huì)も大いに実施すべしと、派遣元の政府にもっと提案するべきではないですか」ということです。即ち、「対日投資の勧め」です。対日投資の可能性ある地元企業(yè)を選別して來日し、日本各地で中小企業(yè)相手にビジネス?アライアンス説明會(huì)を開催する方が、日中両國が希求する戦略的互恵関係(ギブ?アンド?テーク)にかなうのではないでしょうか。目下、中國政府は、「走出去」(中國企業(yè)の海外進(jìn)出など)を國家戦略として、「引進(jìn)來」(外資導(dǎo)入など)同様、積極的に推進(jìn)しており、その環(huán)境づくりを急ピッチで進(jìn)めています。また、日本政府も今後10年以內(nèi)に対日直接投資を倍増させるとしているなど、むしろ、中國企業(yè)の対日進(jìn)出の方が機(jī)は熟しつつあるのではないでしょうか。
2011年の日中貿(mào)易は過去最高(前年比14.3%増、3450億ドル)となりましたが、その大きな特徴の一つに、日中貿(mào)易がますます水平貿(mào)易の度を増しつつあることを指摘できます。特に注目すべきは、部品の相互輸入が増えてきている點(diǎn)です。こうした日中貿(mào)易の現(xiàn)狀から、両國が相互補(bǔ)完性を高め、雙方の市場(chǎng)に合ったより高品質(zhì)な製品づくりを目指していることがわかります。
日本で日中両國企業(yè)が新たな提攜関係を構(gòu)築し、例えば、メード?イン?ジャパンを、中國市場(chǎng)で売り、また、世界市場(chǎng)を狙うというのは、実にビジネスの理にかなっていると思われますが、相次ぐ招商引資ミッションの説明會(huì)で、今年も、地元企業(yè)の「走出去」に言及することがなかったのは不思議でなりません。
ハイアールなど対日展開