中國(guó)網(wǎng):なるほど、長(zhǎng)い歴史の中で交流が熟成してきた過程がうかがわれます。
現(xiàn)在、反対に貴大學(xué)で受け入れている留學(xué)生は何人くらいでしょうか?また、國(guó)別の割合はどうなっていますか?また、どのような分野を?qū)Wんでいる留學(xué)生が多いですか?
內(nèi)田:早稲田大學(xué)で學(xué)ぶ留學(xué)生は2011年11月の統(tǒng)計(jì)によれば、學(xué)部生1676名、大學(xué)院生2239名、國(guó)際教養(yǎng)學(xué)部プロジェクト153名、日本語(yǔ)別科212名の合計(jì)4280名に及びます。留學(xué)生の出身國(guó)?地域別の割合は、中國(guó)からの留學(xué)生が1916名で全體の44.76%を占めます。続いて、韓國(guó)が25.65%、臺(tái)灣が7.05%、アメリカ4.16%、タイ2.15%となっています。留學(xué)生の所屬學(xué)部?研究科は、國(guó)際教養(yǎng)學(xué)部が822名在籍しており全體の19.20%、情報(bào)生産システム研究科383名受入れており8.95%、その後、アジア太平洋研究科、商學(xué)研究科、日本語(yǔ)教育研究センター、政治経済學(xué)部、経済學(xué)研究科、國(guó)際情報(bào)通信研究科と続いています。本學(xué)に所屬している留學(xué)生は、中國(guó)へ留學(xué)している本學(xué)の日本人學(xué)生と同じく、文系理系を問わず様々な分野で學(xué)んでいることがわかります。
中國(guó)網(wǎng):多様な留學(xué)生と觸れ合われる中で、中國(guó)と日本の教育ではどこに違いあるとお考えですか?また、その理由はどこにあると思われますか?
內(nèi)田:1960年代後半から大學(xué)への進(jìn)學(xué)率が上昇し、多様な學(xué)生が大學(xué)に進(jìn)學(xué)するようになりました。それに伴い、日本の高等教育はエリート教育から大衆(zhòng)教育へと舵をきり、従來(lái)型の畫一的な筆記試験から、より柔軟な受験制度へ改革し、異なる背景を持つ幅広い人材を集めることによって、大學(xué)間が特色を強(qiáng)めていることになりました。その結(jié)果、日本の大學(xué)の類型的な役割分擔(dān)が生まれました。一方、中國(guó)も2000年代以降教育は大衆(zhòng)化し、かつて日本の歩んだ道を辿っているように見えますが、中國(guó)の大學(xué)受験者數(shù)は、日本の約20倍の1000萬(wàn)人を超えていますので、大學(xué)數(shù)が増加したとしても、日本とは比べられないほど熾烈な受験競(jìng)爭(zhēng)に學(xué)生は曬されています。加えて、中國(guó)は一人っ子政策の影響もあり、親が子どもの教育にかけるひとしお期待も大きいと思われます。そのため、大學(xué)受験の影響は、大學(xué)から高校へ、高校から中學(xué)校?小學(xué)校にまで及び、受験対策の學(xué)習(xí)が日本よりも重視されているように思われます。
高等教育における違いは、日本は早稲田大學(xué)のような大規(guī)模な大學(xué)におきましても、大教室での座學(xué)形式の講義もありますが、あくまでも授業(yè)の基本は少人數(shù)のゼミ形式が主體となるということです。日本では、學(xué)部生のうちから理系は各研究室に、文系は各ゼミに所屬し、指導(dǎo)教官のもとで少人數(shù)の仲間と切磋琢磨し成長(zhǎng)できます。このようなきめ細(xì)かい教育システムは日本獨(dú)自の利點(diǎn)だと思います。中國(guó)のみならず歐米諸國(guó)の大學(xué)と比べましても、日本のゼミ形式授業(yè)は特筆すべきものであり、研究室やゼミを通して専門性を深め、多くの志を同じくする仲間を得ることができます。
日本と中國(guó)の教育における共通項(xiàng)は、先ほど述べました大衆(zhòng)化とグローバル化の2點(diǎn)挙げられます。大衆(zhòng)化時(shí)代においては、各大學(xué)は自律性?自主性に基づき、それぞれが有している幾つかの機(jī)能のうちいずれかに重點(diǎn)を置くことにより、その比重の置き方の違いを通じて緩やかに機(jī)能別に分化してゆくことが求められています。そして、各大學(xué)が特色を活かし、連攜を深め、相乗効果が増すことによって、地域?社會(huì)の抱える課題の解決や雇用創(chuàng)出につながる人材育成を行うことができると考えられます。
また、グローバル化という大きな流れは、日本と中國(guó)は共通していますが、その政策は異なります。中國(guó)は國(guó)家と各教育機(jī)関が一丸となって留學(xué)を率先させ、國(guó)際社會(huì)と共同で人材を育成しようと試みています。その風(fēng)潮はCSC(中國(guó)國(guó)家留學(xué)基金)の多様な奨學(xué)金制度の設(shè)立で、より鮮明となり確固たる目標(biāo)のために計(jì)畫的な行動(dòng)に踏み出しています。日本の大學(xué)のグローバル化は、留學(xué)生の受入、日本人學(xué)生の海外派遣を通じてキャンパスをグローバル化することを基本としています。昨今、日本の學(xué)生は內(nèi)向き傾向にあるといわれ、直接海外の大學(xué)で學(xué)ぶ學(xué)生は減少していますが、日本の大學(xué)に入って、そこから海外の大學(xué)に交換留學(xué)に行く學(xué)生は逆に増えています。これは國(guó)際社會(huì)において活躍できるグローバルリーダーの育成が求められている大學(xué)教育においては、熟慮しなければならない傾向ではあります。ですから、CSCに象徴される一連の中國(guó)の政策には日本の各教育機(jī)関も日本の実態(tài)に合わせて參考にしなければならない點(diǎn)が多々あると思われます。