米國はこのほど、年に一度の中國の軍事力に関する報告を発表した。『中國の軍事力?安全保障の進展に関する年次報告書』(2013年版)が主張する「中國軍事脅威論」は、たちまち米國の世論を騒がせた。
報告は、中國の近ごろの軍事力発展に関する狀況を列挙したうえで、中國の平和的な発展戦略を疑い、「中國の軍事力向上は透明性に欠け、同地域の中國の意図に対する懸念を高めた」と主張した。米國の防衛費と軍備技術は他國を大幅に上回るが、「中國の軍事は脅威」だと毎年主張している。これを「普段から危険に備えるため」と解釈することは不可能であり、その背後には「冷戦思考」が存在している。
また報告は、中米両軍の交流に近ごろ積極的な動きがあることを広範囲にわたって記述した。しかし、報告そのもののマイナス基調は、これらの共通認識に反している。米國が報告を通して中國の正當かつ正常な國防建設についてあれこれ言い、勝手に邪推すれば、両國の軍の相互信頼の増進と実務交流?協力の推進を妨げるだけである。