駐英國中國大使は元旦に英國メディアに投書し、「英國のハリー?ポッターという小説に描かれているヴォルデモートが死なないのは、7つの分霊箱を作ったからだ。日本の軍國主義をヴォルデモートとするならば、靖國神社は分霊箱の一つであり、この國の魂の最も暗い面を代表している」と、安倍首相による悪霊參拝を痛烈に批判した。駐日本中國大使はこれまで、日本メディアでも類似する內容の文章を発表していた。中國の外相は近日、獨?露?越?米?韓の外相と電話會談した。中國は現在、安倍首相を懲らしめる國際世論戦を展開していると分析する聲もある?!腑h球時報」が伝えた。
デイリー?テレグラフは、「駐英國中國大使は生々しい文字により現代日本を形容し、その軍國主義はハリー?ポッターに登場するなかなか死なない悪魔のヴォルデモートの現実版であると稱した」と伝えた。中國社會科學院日本研究所研究員の楊伯江氏は2日、環球時報に対して、「日本の軍國主義をヴォルデモートで例え、靖國神社を軍國主義の魂とするのは、非常に妥當な表現だ。また同大使は英國とオーストラリアの合作映畫『ザ?レイルウェイ?マン』についても觸れた。この作品は、第二次世界大戦の時代に捕虜にされた英國の兵士が、日本の捕虜収容所で苦しめられた悲慘な境遇を描いたものだ。この個人を描いた物語は、西側諸國の言語環境において訴えかける力が備わる。中國の外交官が、西側諸國の文化の物語を利用し中國の主張について語り、安倍首相を批判すると共に仲間を求めるやり方は、素晴らしい試みだ」と指摘した。
安倍首相の悪霊參拝から間もなく、中國の程永華駐日大使は毎日新聞で、「『不戦の誓い』は場所が違う」と題する署名文章を掲載し、「日本に自らの死生観、宗教観があるのはいいが、それを日本の指導者がA級戦犯を含むいわゆる「英霊」を參拝する理由にすることはできない。A級戦犯も死ねば尊崇に値する「英霊」になるとでもいうのだろうか」と指摘した。臺灣紙『蘋果日報』は、「中國は外交連動により安倍首相を懲らしめようとしている。中國の王毅外交部長はこのほど、獨?露?韓?米?越の外相と電話會談した」と報じた。産経新聞は「中國外相、年末に各國外相と電話會談 日本包囲網の構築狙う?」と題した記事の中で、「各國の外相との折衝は中國側が要請し、安倍首相の靖國神社參拝をテーマとした」と伝えた。韓國紙『文化日報』は、「米中韓は安倍首相に圧力をかける外交の歩みを加速している。樸槿恵大統領は2日、潘基文?國連事務総長と電話をした。潘事務総長は、安倍首相の參拝に対して失望を表明した」と報じた。
獨國際メディア研究所の中國問題専門家は環球時報の取材に応じた際に、「防空識別圏から安倍首相の靖國參拝に至るまで、中日の輿論戦が激しく展開されている。國際社會は安倍首相の悪霊參拝を容認できず、中國政府はこの點を敏感に察し、安倍首相の歴史観に対する輿論戦を開始した。これは中國が対外PRで積極的に攻勢をかけていることを意味し、自信が示されている」と指摘した。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2014年1月3日