安倍晉三首相は新年の年頭所感で、「強い日本を取り戻す戦いは始まったばかり」、「日本は新しい國家を築くため大きな一歩を踏み出す時だ」と述べた。安倍首相は、中國の防空識別圏の設定について、「斷固として日本の領土?領海?領空を守っていく」と語った。「中國広播網」が伝えた。

日本問題専門家の劉江永氏は、「安倍政権の新年の言葉は、政権運営の基本理念と未來の方針を示している」と指摘した。

劉氏は、「これまでの日本の指導者は年頭所感で、いかに國民生活を改善し、周辺諸國と関係を改善するかについて觸れていた。時には紙面上で、中國との関係改善に対する願いを表明していた。しかし安倍首相の今年の発言を見ると、首相再任後の政権運営の基本理念と基本方針を強調したようだ」と分析した。

安倍首相は強い日本を取り戻すと発言したが、それはどのような國だろうか？

劉氏は、「日本をいわゆる強い國にするために、日本國憲法を改正し、日本の軍事力を強化し、中國に対してより強硬な立場を取らなければならない。このいわゆる強い日本とは、戦後の中國?東アジア、さらには世界の平和に対してトラブルをもたらしうるやり方のことだ。ゆえに安倍首相の年頭所感からは、世界各國が一つの重大な問題に注目する必要があると感じさせられる」と語った。

中國國際問題研究所研究員の楊希雨氏は、「安倍首相は戦後體制脫卻の喧伝を加速しており、2014年の地域情勢は平穏ではありえない」と述べた。

楊氏は、「新年にまず斷言できるのは、日本が安倍首相に率いられ、戦後體制を脫卻しいわゆる新しい國を建設するペースを加速することだ。関連國は日本のこの歩みを警戒し、対策を講じるはずだ。ゆえにこの地域の情勢は、2014年は平穏にはならない」と指摘した。

「中國網日本語版（チャイナネット）」2014年1月2日

関連ニュース

• 歴史問題で「気が狂いそうになる」安倍
• 安倍氏の靖國參拝、米國は失望を再度強調
• 2014年、安倍首相の退任でまるくおさまるか？
• 安倍氏による東條英機の參拝　米専門家「米國がビン?ラディンに敬意表すと同じ」
• 國際社會で安倍首相の參拝に批判が殺到　
• 安倍氏の靖國參拝、中國の指導者との対話の門を自ら閉ざす＝中國外交部
• 安倍首相の靖國神社參拝の論理
• 安倍氏、獨斷専行で日本の利益を損ねる
• 安倍氏の亡霊參拝、國際社會から激しい非難が続く
• ドイツ國民、安倍氏の靖國參拝を批判
• 安倍首相の靖國參拝に関する楊潔チ國務委員の談話
• 安倍首相の就任から一年　民意とはかけ離れた結果に
• 安倍氏の靖國參拝、日本を袋小路に追いやる
• 安倍氏の靖國參拝　日本側は全責任を負う必要がある
• 日本の有識者が安倍氏の靖國參拝を批判
• 安倍氏の「悪霊參拝」、日本を自滅の道に④米國の信頼の失墜