米國(guó)の箔をつける
日本國(guó)內(nèi)を見(jiàn)ると、菅氏は與黨?自民黨の総裁で、その任期は9月末で終了となる。日本の本國(guó)會(huì)の衆(zhòng)議院の會(huì)期は10月までで、首相はその前に自黨にとって有利なタイミングで衆(zhòng)議院を解散し選挙に挑む。菅氏が自民黨を率い予想通りの勝利を収め、自民黨総裁に再選し首相の座を保つためには、政治の成績(jī)により一定の支持率を維持しなければならない。
しかしながら菅氏は現(xiàn)在、さまざまな課題に直面している。日本が新型コロナウイルスの感染対策として発令した2回目の緊急事態(tài)宣言を解除後、感染の第4波が到來(lái)した。日本政府は最近、東京を含む多くの地域で緊急事態(tài)宣言に準(zhǔn)じる「まん延防止等重點(diǎn)措置」の適用を余儀なくされた。日本のワクチン接種もその他の先進(jìn)國(guó)、さらには多くの発展途上國(guó)より大幅に遅れている。世論調(diào)査によると、日本人の多くが政府の感染対策とワクチン接種活動(dòng)に不満を持っている。
また安倍晉三前首相の桜を見(jiàn)る會(huì)、菅氏の長(zhǎng)男による総務(wù)省幹部接待など一連のスキャンダルが、國(guó)民の菅政権への信頼を損ねている。內(nèi)閣支持率は一時(shí)的に30%の危険ライン付近まで低下した。
期待されている東京五輪も、現(xiàn)在の感染狀況により不確実になっている。共同通信社が12日に発表した最新の世論調(diào)査によると、日本人の7割以上が東京五輪を中止か延期すべきとしている。またこの世論調(diào)査によると、「次の政権の首相にふさわしい人」で菅氏は4.9%のみで5位だった。
この狀況下、訪米により「外交の成果」を手にして支持率を上げることが、菅氏の大きな計(jì)算であることは間違いない。しかし國(guó)內(nèi)の急速な感染拡大を無(wú)視し、福島原発の放射性物質(zhì)を含む汚染水を海洋放出し國(guó)際社會(huì)から怒りを買うことも顧みず、日本の首脳が米國(guó)との「縁結(jié)び」に専念すれば、日本人は不快にならないだろうか。
「中國(guó)網(wǎng)日本語(yǔ)版(チャイナネット)」2021年4月15日