資料寫真:國産の大行航空エンジン
ロシアメディアによると、近代的な設計、再編、開発管理體系の欠如により、中國が生産する航空エンジンのタービン翼の品質と信頼性は依然として満足のいくものではないと研究者はいう。中國航空工業集団(AVIC)はすでにエンジン開発を強化、新型ジェットエンジンの開発に今後5年で100億元を投じる計畫だ。
ロシアは単純なエンジン供給者であることを望んでいない。ロシア國內の需要拡大と中國の國際競爭力向上を考慮すると、中國がエンジンを単獨で開発する重要性は増している。ロシアのエンジン輸出政策に変化が生じれば、中國空軍の殲-10、殲-15、殲-20といった戦闘機計畫の発展に支障をきたす恐れがある。殲-20は中國が獨自に開発した第5世代戦闘機だが、モスクワは最新型の117S型エンジンを同機に提供するつもりはないようだ。
米研究者によると、中國が近代的なエンジンの生産技術を掌握するには、少なくともあと2、3年はかかるとし、次世代戦闘機に搭載する高性能タービンエンジンの量産にはさらに5~10年かかるという。中國が米國の20年前のレベルに達し、第4世代エンジンの生産技術を掌握した場合、それは中國にとってかなり重要な意義があると研究者は指摘する。中國にとっては、先進的なジェットエンジンの大規模な生産ができなければ、それは航空宇宙産業の重大な欠陥ともいえる。AVICが新型エンジンの開発に成功すれば、中國陸海軍の兵器システムがその恩恵を受けることになるだろう。