英BBCの電子版は15日、「中日関係は『世界ウイグル會議』の日本での大會開催で再び悪化」と報じた。
中國を訪問中の米倉弘昌経団連會長が15日午後に予定していた楊潔チ外交部長との會談は中止となった。胡錦濤國家主席が14日に野田佳彥首相との會談を斷ってから、中日関係は再び悪化の傾向にある。
2010年9月に中日船舶が東中國海で衝突後、中國は日本との首脳會談を拒絶、レアアースの輸出を停止した。
1年8カ月かけて関係修復に努め、少し回復したかにみえたが、再び悪化することとなった。
中日韓首脳會談に出席した野田首相は14日、韓國の李明博(イ?ミョンバク)大統領と胡國家主席を表敬訪問。40分の會談後、野田首相は一人會場を出て帰國、殘った李大統領は胡國家主席と二國間會談を行った。
このことが同日夕方に日本に伝わると、?世界ウイグル會議?が東京で代表大會を開催したことへの報復か、それとも釣魚島(日本名?尖閣諸島)の領有権をめぐる爭いへの報復かなどさまざまな憶測が飛び交った。
朝日新聞が15日、外務省の話として伝えたところによると、中國の溫家寶総理と野田首相が13日午後に行った二國間會談の最初の30分は、主に?世界ウイグル會議?のメンバーに入國査証を発給したことと、釣魚島問題をめぐる內容で、厳しい言葉での議論になったという。
時事通信社も、世界ウイグル會議のメンバーに入國査証を発給したことに中國が不満を示すことは日本政府も前もって予想していたが、そこまで深刻だとは思わなかったと外務省の話として伝えた。
?中國網日本語版(チャイナネット)? 2012年5月17日