◇背後に「別の影」
注意しなければならないのは、右翼組織は新疆獨立勢力の「資金源」であり「観衆」であるものの、右翼組織も孤立した存在というわけではなく、背後に別の影があることだ。
関係者によると、世界ウイグル會議の代表大會が日本で行われたのは、日本のある政治勢力、特に政界の大物による支援と切り離せないという。開幕式で、ラビア氏と右翼組織「頑張れ日本!」の田母神俊雄會長の後ろには多くの自民黨議員の姿があった。
大會開催前、在日本中國大使館は一部の日本政界関係者に、新疆獨立活動を支持しないよう促す書簡を送ったところ、自民黨の一部議員からなる「日本ウイグル國會議員連盟」が中國側の行為は「內政干渉」だとし、抗議文書を送りつけてきた。この抗議文書には安倍晉三元首相、石破茂元防衛相など數十人の自民黨議員の署名があった。
今年、日本の政局に大きな変化が起きる可能性がある。そのため自民黨は総選挙に向けた準備を進めている。自民黨內部の「強硬派」にとって、新疆問題や中日関係の悪化は、政局爭いの形成にある一定の役割を果たす。
ラビア氏の東京での行動は、日本のある政治勢力が右翼組織を通じて畫策した茶番劇だろう。ラビア氏や日本の新疆獨立分子は利用されている道具やコマに過ぎない。(文=劉華)
?中國網日本語版(チャイナネット)? 2012年5月22日