資料寫真:中國人留學生
だが、これはまさしく、日本の大學の自浄能力と責任意識の現れである。実は、現代的大學制度が成熟した國家や大學においては、それが大學の基本能力である。大學が短期的な利益だけに捉われ基本を失うことは、原則から外れることになり、大學の教育面での名譽と學術面での名譽を軽んじて、大學を営利目的の學校に変えてしまうことである。違う言い方をすれば、大學がそのような短期的行為に頼って目下の難局を切り抜けたとしても、長い目で見れば、それが大學を更に深い危機へと落としいれ、破産への歩みを加速させるのである。
これに比べ、我が國の大學の自浄能力には、憂慮すべきものがある。2009年には?羅彩霞事件?(湖南省の女性?羅彩霞さんの同級生で県公安局政治委員の父親を持つ女性が、羅さんの名前と身分を無斷で使用し、彼女に成りすまして大學に入學し、卒業していた事件)が明るみに出て、?成りすまし入學?が社會の注目を集めた。教育部は、全國規模で?成りすまし?の偽學生の洗い出しを行うよう、文書を出して命じたが、その結果は報告されていない。
様々な利害関係から、関係部門と大學は、?成りすまし?の取締りに必ずしも積極的ではない。また、一部の大學では、學校運営のコスト削減のため學生に長期休暇を與えたり、更には、職業研修の名目で最後の一年は學生に自ら研修先を見付けて、登校をしないよう命じるいよう大學もある。そのような大學にはどんな未來が待ち受けているのか、想像に難くない。(筆者=熊丙奇)
?中國網日本語版(チャイナネット)? 2011年1月21日