ある日本メディアはこのほど、頻繁に故障が起こる京滬高速鉄道に対し、それを喜び、言いたい放題の報道をした。これについて中國鉄道部の王勇平報道官は14日、遺憾を表明し、「中國人は自身の問題を解決する能力がある」と述べた。
6月30日に運営を開始した京滬高速鉄道は、日本の一部のメディアから「パクリ新幹線」と呼ばれている。京滬高速鉄道はここ4日で3回故障を起こし、日本の「産経新聞」が「中國“パクリ”新幹線もう故障」という見出しで報道したことは、中國側を不快にさせた。
王勇平報道官は、「日本メディアの中國高速鉄道が技術を盜用したというでたらめな理屈に、私たちは十分に対応してきた。ここで一つだけ問いたい。日本の新幹線もしょっちゅう故障するが、日本は誰のものを盜んだというのか。実際に日本の新幹線も全線開通した初日に1時間停車し、沿線の車両に大規模な遅れが出たことがある。ここ數年も故障によって運転を見合わせることがしょっちゅうある」と憤慨した。
日本の東北新幹線は全線開通した2010年12月4日、故障により1時間停車した。今年1月15日には東北新幹線で続けて2回の故障があり、東北新幹線、山形新幹線、秋田新幹線が一時運転を見合わせ、4時間以上に及ぶ復舊作業のあとでやっと運転を再開した。また1月17日、東京都內で新幹線運行管理システムの障害が発生し、東北、上越、秋田、山形、長野の5路線が運転を見合わせ、最長2時間13分遅れ、8萬人超に影響が出た。
王勇平報道官は、國外メディアが中國の高速鉄道の発展に関心を持つことに歓迎の意を示し、最適化提案と好意的な批評をするよう求めた。その一方で、一部のメディアが事実を顧みず、災難を喜び、言いたい放題の報道をしたことに遺憾を表明した。
「中國人は自身の問題を解決する能力がある。他人はまず自分のことをやり遂げてから言うべきだ」と王勇平報道官は述べた。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2011年7月15日