日本の安倍晉三首相は17日、靖國神社の秋季例大祭での參拝を斷念したが、供え物を奉納した。首相が靖國神社參拝を斷念したのは3度目となる。日本の読売新聞は17日、安倍首相は昨年末の就任以降、靖國神社の春季例大祭、8月15日の敗戦記念日、秋季例大祭で參拝を斷念し、供え物や玉串料を奉納したと伝えた。首相が自ら參拝しないことについて、日本では中國、韓國との関係を考慮したためと見られている。しかし、韓國はこれを認めていない。韓國外交通商部の趙泰永(チョ?テヨン)報道官は17日、「安倍首相の行動が韓國などの隣國に配慮したものという意見に同意できない。韓國の全國民もそう思っている」と表明した。
朝日新聞などの日本の主流メディアは、安倍首相が參拝しなかったのは中國と韓國の感情を考慮したためであり、そのほかに臺風などへの対応に全力で取り組む必要があったからだとの見解を示した。フジテレビの報道によると、菅義偉官房長官は17日、首相が參拝しないことを決めたのは「大局的な判斷」だとする一方で、「首相は自身の考えを完全に変えておらず、任期中に參拝する考えを捨てていない」と述べた。産経新聞も同日、首相の周辺関係者の話として、春秋の例大祭以外の時期に參拝する可能性があり、自ら參拝するチャンスを今も探っていると伝えた。
韓國の聯合ニュースの17日の報道によると、韓國外交通商部の趙泰永報道官は同日、第二次世界大戦のA級戦犯を祭り、侵略戦爭を美化する靖國神社に安倍首相が「真榊」を再び奉納したことに懸念と遺憾を示し、周辺國や國際社會の信頼を得るために過去の歴史を真剣に反省するように日本の政治家に促した。趙泰永報道官は、「安倍首相の行動が韓國などの隣國に配慮したものという意見に同意できない。韓國の全國民もそう思っている」と表明。日本の議員が今回の秋季例大祭で參拝すれば韓國政府は非難する聲明を発表するかについては、「靖國神社は參拝してはならないと再び強調したい」と述べた。
韓國の文化日報は17日、安倍首相は直接參拝する代わりに供え物を奉納し、周辺國の感情を考慮したためだと主張する一方で、內閣閣僚の參拝を容認しており、うわべだけの主張であることがはっきりわかると論じた。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2013年10月18日