日本八路軍?新四軍戦友會會長の小林寛澄さんは、抗日戦爭の日本人元兵士代表として、9月3日に北京で行われる中國抗日戦爭勝利70周年軍事パレードに參加する。軍事パレードの前日、小林さんは中國で96歳の誕生日を迎える。人民網の記者が小林さんを取材し、中國人と共に日本帝國主義の侵略に対抗した時のことを語ってもらった。
▽日本人として八路軍に、「一生の誇り」
小林さんは高齢だが、耳がやや遠くなったほかは身體は問題なく、頭脳明晰で、自分の力で歩くこともできる。少し前には、東京都內の在日本中國大使館を自ら訪れ、「七七事変」(盧溝橋事件)の記念イベントにも參加した。今回の軍事パレードへの參加を招待されたことについて、小林さんは「光栄に思う。うれしい」としたほか、「抗日戦爭勝利70周年を盛大に祝うことで、中國人の民族精神を団結させ、民族の自信と誇りを高めることができる。また、歴史を歪曲し、侵略戦爭の歴史を美化しようとする、時代の流れに逆らう行為に警鐘を鳴らすことができる」と語った。
小林さんは自らを國際人だと考えている。日本人であると同時に中國人でもあるのだ。小林さんにとって、中國に行くのは故郷に戻るのと同じであり、中國は祖國のようなものだ。小林さんは取材に対し、中國語で抗日戦爭に參加した経歴を語ってくれた。「軍事パレードでは、抗日戦爭に參加した他の兵士にも會うことができる。彼らと會って握手できれば、どんなに感激することだろう」。小林さんは抗日戦爭の戦友をずっと気にかけていると言い、取材中にも何度も彼らの名を口にしていた。
日本兵として八路軍の捕虜になった小林さんは、自らの抗日戦爭の経歴を誇りに思っている。彼は日本帝國主義の侵略に対する中國人の抵抗の闘爭に參加し、新たな人生を得ることができたからだ。小林さんはかつてスピーチ原稿の中で、「八路軍の捕虜になったあの日、昔の私はいなくなった。中國人が新しい人生を私にくれた。日本人八路軍は、私の一生の誇り」と記している。