菅直人首相は巧妙な作戦で何とか命をつなぎとめた。何事も計算が必要な政界で、首相の座は最大の賭けといってもいい。民主黨內(nèi)で次の首相の座をめぐる爭いが幕を切った。菅首相はいつ退陣するかまだ明らかにしていないが、民主黨內(nèi)の次期首相候補(bǔ)はいずれも弱點があり、黨內(nèi)の意見は一致していない。黨內(nèi)が混亂すれば、菅政権がさらに延命する可能性もある。?澳門(マカオ)日報?が5日、伝えた。
日本の菅直人首相は2日、退陣を予告することで黨內(nèi)の反対勢力を抑え、罷免の危機(jī)を逃れた。衆(zhòng)議院で採決の結(jié)果、ひとまず民主黨政権は救われたが、日本の政界の混亂はすぐには収束しないだろう。菅首相は條件付で退陣を表明することで、難を乗り切ったものの、自民黨の谷垣総裁が批判するように、いつ退陣するかははっきり説明していない。政局の混亂はまだ続くと思われる。
ただ、今後の菅政権が自由の利かない內(nèi)閣であるのは確かだ。なぜなら菅首相が不信任決議案の危機(jī)に立たされたのは、大震災(zāi)への不適當(dāng)な対応策により震災(zāi)復(fù)興問題が累積し、野黨や黨內(nèi)から首相の執(zhí)政能力を疑う聲が高まったためだ。
菅首相は今回、退陣を約束することで黨內(nèi)議員の支持を得たが、黨內(nèi)の民心が得られたとは限らない。民主黨內(nèi)では政権を勝ち取ったのは容易なことではないし、菅首相がこれまでのように退陣の意思はないと強(qiáng)硬な態(tài)度に出ないのであれば、民主黨內(nèi)部はとりあえず彼を支持してから次期首相の候補(bǔ)を推し、民主黨政権の運(yùn)営を持続させたいといった考えが強(qiáng)い。