3. アジア開発銀行の総裁を誰が引き継ぐか

黒田氏は2005年、政府の推薦によってアジア開発銀行総裁に就任し、2011年に2期目に突入した。2016年11月に任期を終える。「日本経済新聞」は、黒田氏が任期満了前に辭任した場合、この日本人が長期務(wù)めてきた國際機関の要職は他國の手にわたる可能性があると論じた。

アジア開発銀行は1966年に創(chuàng)設(shè)された。総裁は総務(wù)會の選挙で選出され、黒田氏を含め、これまで8期にわたって日本人が勤めてきた。日本と米國は最大の出資國であり、15.65％を出資。中國は3番目に大きい出資國である。

ところがここ數(shù)年、多くの加盟國が日本が総裁を長期務(wù)めていることに対して疑問を投げかけている。報道によると、2005年に黒田氏を総裁にするため、日本は米國とアジアの一部の國に積極的に働きかけた。世界銀行や國際通貨基金（IMF）などの國際機関が新興経済圏の発言権をさらに重視すれば、黒田氏の退任後、総裁選びの「慣例」は破られる恐れがある。アジア開発銀行の米國執(zhí)行役員を歴任した華人の陳天宗氏は2012年5月、「ウォール?ストリート?ジャーナル」への寄稿文で、日本人による総裁の地位「獨占」を終わらせるべきだと主張した。

「中國網(wǎng)日本語版（チャイナネット）」2013年2月25日

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